- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県
- 広報紙名 : 県広報紙「ひばり」 2025年11月号
■Where there’s a will, there’s a way.~意志あるところに道は開ける~Vol.73
人口減少時代を力強く乗り越えるためには、国内外から「茨城に住みたい、住み続けたい」という人が増える、「活力があり、県民が日本一幸せな県」に向け、安心安全で持続可能な地域社会を実現することが不可欠です。
そのため、効率的な医療提供体制の整備・充実に向け、政策医療分野における高度医療の機能集約化など、医療機関の役割分担をさらに進めてまいります。特に、県立中央病院と県立こども病院の統合など、水戸保健医療圏での病院再編や、鹿行保健医療圏での救急医療提供体制の強化は、喫緊の課題と考えております。
また、健康長寿日本一に向けては、「将来に向けた健康投資」という新たな視点で、野菜摂取量を増やす取り組みを実施し、高血圧対策を進めていきます。併せて、全県民に向けた運動習慣の定着と高齢者の介護予防、認知症対策にも力を入れてまいります。
さらに、障害のある方が暮らしやすい社会の実現に向けて、県と民間事業者が役割を分担し、新たに整備した県立あすなろの郷セーフティネット棟において、最重度の障害がある方に対する質の高いサービスを提供するとともに、障害者の就労機会の拡大や工賃の水準の向上、障害者のニーズに応じたサービスの充実に努めてまいります。
引き続き、経済の活性化とともに安定した経済の好循環の実現を図り、そこから生み出された活力によって、医療や福祉など、県民の命を守る安心安全につながる生活基盤のさらなる充実を図ってまいります。
茨城県知事 大井川和彦
