しごと 【事業者支援策紹介コーナー】商工業に関する支援や最近の取組についてお知らせします!

■ちょっと気にしてみませんか。あなたの事業の「知的財産」
INPIT(いんぴっと)茨城県知財総合支援窓口からのお知らせです。
INPIT茨城県知財総合支援窓口は、県内の中小企業や個人事業主の方などが利用できる「知的財産」の相談窓口です(国が各県に設置している窓口で、相談は無料です)。このページをお借りして知的財産についての話をします。とは言うものの、「知的財産?」という方も多いと思いますので、まずは自己紹介を兼ねてよくある相談の紹介からはじめます。

▽こんな相談、よくあります
・生成AIで作ったイラスト画像。これってお店のSNSにアップロードしてもいい?
・新技術を開発。これって特許を取得することができる?どうやって取得するの?
・口伝えで受け継がれてきた秘伝のレシピ。将来もこのままでいいのかなあ…。
・取引先から届いた「秘密保持契約書」。この内容でホントに大丈夫なの?
・自社の商品と見た目そっくりな他社商品を見つけた。どうにかならない?
・新商品を出したら「ウチの名前を勝手に使うな!」と手紙が届いた。どうしよう…。

▽「知的財産」は「大事な情報」のことです。
このどれもが知的財産についての相談です。画像、技術、レシピ、秘密、見た目、名前などさまざまですが、共通しているのは、技術や見た目、名前などの「情報」が「マネされる」「外部に漏れる」と困る、という相談です。こうした「大事な情報」が「知的財産」だと思ってください。

▽事業は「情報」が支えています。
事業に必要なのは「人・物・お金・情報」と言われます。どんな事業も多様な情報が支えです。商品名や屋号、店名、会社の名前、商品デザイン、製造方法、図面、レシピ、包装、宣伝に使うキャッチフレーズやSNSの画像、ホームページの内容、さらには日々の取引記録や帳簿に原価、お客さんや仕入れ先のリスト…そうしたたくさんの情報の中に、大事な情報=知的財産はあります。「ウチにそんな特別な情報はないよ。」とも言われそうですが、事業が動いている限りそれを支える情報があります。その中に知的財産が隠れているはずです。

▽探してみてください「知的財産」
日々扱う情報の中に、マネされる・外部に漏れると困るような情報がありませんか。ぜひ探してみてください。「そんなの見当もつかない。」という方には、手始めとして、自社で考えた商品名や店名、屋号などの名前から考えてみることをお勧めします。名前は自分が他人とは違うことを示すもの。自社の商品やサービスを他社と区別し、お客さんが自社を選ぶための鍵となります。同じ名前を他社に使われても大丈夫ですか。ちょっと考えてみてください。「これはマネされると困るなあ。」となれば、それがあなたの「知的財産」です。

▽お気軽にお尋ねください。
情報とはなかなか捉えにくいものです。この文面だけでは「なんだかわからなくなってきた」となるかもしれません。不明な点等があれば気軽に電話やメールでご連絡ください。町や商工会から取り次いでもらうことも可能です。

次回以降は、大事な名前や技術を守ることなどについて話します。

■INPIT茨城県知財総合支援窓口
ひたちなかテクノセンター1階(ひたちなか市新光町38)
【電話】029-264-2237【メール】[email protected]
【URL】https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/ibaraki/
INPIT茨城県知財総合支援窓口は、経済産業省・特許庁所管の独立行政法人工業所有権情報・研修館(略称:INPIT)の委託により株式会社ひたちなかテクノセンターが設置、運営しています。

問合せ:観光商工課
【電話】72-1138【メール】[email protected]