スポーツ はつらつ宮っこ

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■One for All All for One(ワンフォーオールオールフォーワン)
自分たちの代でも

エイジェックユース
多田出 美瑛奈(ただいで みえな)さん(中学2年)
駒場 千織(こまば  ちおり)さん(中学1年)

◇プロフィール
小学6年生から中学3年生の女子で構成された「エイジェックユース」。全国女子中学生硬式野球選手権大会で、初優勝を果たした。

今年7月、神奈川県で開催された「第11回全国女子中学生硬式野球選手権大会」。本市在住の多田出美瑛奈さん、駒場千織さんが、本大会にエイジェックユースの一員として出場し、見事優勝を果たしました。
本大会は、若手女子野球選手の登竜門として知られており、強豪校の選手や将来の日本代表選手を数多く輩出しています。
2人が所属するエイジェックユースは、県内外問わず、小学6年生から中学3年生の女子で構成されたチームです。チーム指針として「One for All All for Oneの精神を持つ」、「目的、目標を明確にし、行動に移す」、「常に感謝の気持ちを持ち、相手以上に相手のことを考え、行動する」、「凡事徹底、当たり前のことを当たり前に」の4つを掲げ、日々練習に励んでいます。
多田出さんは、本大会について「応援してくれる仲間や家族への感謝を忘れずにプレーできた。準決勝の相手は、以前コールド負けをしたチームだったため、必ずこの試合で取り返すという強い気持ちで挑んだ」と強い眼差しで話します。
結果は、延長までもつれ込んだ末、多田出さんのサヨナラヒットで勝利しました。その時のことを「この試合に勝てた時、この勢いのまま優勝できると思い、強い自信になった」と振り返ります。
また、駒場さんは「審判に注意されるくらい声が出ていた。そのくらい全員が優勝という目標に向かって強い気持ちを持つことができていた」と微笑みます。
今後の目標について、多田出さんは「尊敬するキャプテンのように、プレーだけでなく、声でもチームを引っ張ることができる選手になりたい」と話し、駒場さんは「サードを守っているので、守備が強い選手になって、大切な時に任せられる存在になりたい」と語ります。
チームが代替わりすることについて2人は「今年は特に声が出ていたチームだったので、今以上に声を出せるようにして、学年を超えた仲の良さで、今年の3年生に負けないくらい強くなりたい」と声をそろえます。
2連覇への熱い想いを胸に、仲間とともに成長し、夢を叶えるために未来を見据える2人の姿から目が離せません。