- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県足利市
- 広報紙名 : 広報あしかがみ 2025年5月号 No.1608
■熱中症とは
暑い・蒸し暑い環境で起こる体調不良のことです。脱水症と高体温によって起こります。
脱水症になると、熱を逃がす働きが弱まり、体温上昇により、さまざまな機能障害を引き起こします。
■年々早くなる夏日
近年は、温暖化などの影響により、気温が高くなり始める時期が早くなっています。
特に本市は、全国でも暑さの厳しい地域であり、早めの熱中症対策が必要です。
■体温が下がるしくみ
暑くなると、体は汗をかいたり、血管を広げて血液を体の表面内側に移動させたりすることで熱を体の外に出し、体温の上昇を防ぎます。
この仕組みをうまく働かせるポイントを知って暑さに強い体を作りましょう!
1.熱中症かも…こんな時どうしたらいいの?
仕事や作業に夢中で、気づかないうちに熱中症になっているかもしれません。次のような症状があれば熱中症を疑い、早めに対応しましょう。
2.梅雨の暑い日も要注意
近年は7月、8月前の、梅雨時季とちぎけんでも真夏日があり、梅雨の合間の暑い日も油断せず、注意が必要です。
また、梅雨明け直後は、体が暑さに慣れておらず、救急搬送される方が急増する危険な時期です。
▽近隣3都市の平均暑さ指数と足利市の熱中症搬送者数(令和6年7月)
暑い環境にいた時に、水分補給や休憩が足りないと、熱中症の症状が続くことがあります。特に、熱中症に自分では気が付きにくい高齢者や子どもが発症しやすいとされています。
目まいやほてりなどが出た後は、しばらくの間(目安は24時間)は注意が必要です。
●時差熱中症の例
▽昼間に運動会に参加した子どもが、その日の夜「お腹が痛い」と言い始める
▽昼間に草むしりをしていた高齢者が、翌朝ぐったりする
▽エアコンをつけずに寝た翌朝、出勤の途中に具合が悪くなる
●屋外の水遊びは特に要注意
遊びに夢中になり、喉の渇きも感じにくいため、熱中症になりやすい場所です。
30~60分に1回、日陰で休憩と水分補給をしましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】20-2372