- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県栃木市
- 広報紙名 : 広報とちぎ No.185 令和7年9月号
栃木市移住定住支援コーディネーター
國府谷純輝(こうやじゅんき)さん
2021年から地域おこし協力隊として、寺尾地区で活動し、現在は移住定住支援コーディネーターとして活躍している國府谷さんに、お話を伺いました。
◆移住者から支援者へ
地域おこし協力隊として栃木市に移住した國府谷さん。協力隊の活動をしながら、個人的に移住に関する相談を受けることもあったといいます。今年の5月に、同じく地域おこし協力隊として活動していた経験のある遠藤百合子(えんどうゆりこ)さんとともに、『栃木市暮らしサポーターズ』という団体を立ち上げ、市から委託を受けて、移住定住支援コーディネーターとして本格的な活動を開始しました。
主な業務は、移住相談、イベントの企画やSNSでの情報発信、移住体験施設『蔵人館(くろうどかん)』『やどかりの家』の受付や利用者へのヒアリングなど。栃木市への移住を検討している方の話を聞き、住居や補助金などに関する情報を提供しています。「慣れない土地への移住は不安が多いものです。私自身の移住者としての経験を活かして、少しでも力になれたらうれしいです。」と語ります。
◆栃木の魅力を発信
今年の6月には『くりとくら×移住定住イベント』を開催したほか、今後も市内外での移住相談イベントを予定しています。
「栃木市の魅力は、ちょうどよさにあると思っています。私の住んでいる寺尾のように豊かな自然もあれば、蔵の街のように歴史的景観の中で暮らせる場所もある。さらに東京圏へのアクセスも悪くないので、『ちょうどよい田舎』であることが強みであり、多くの移住希望者のニーズに合致していると思います。」
◆お試し栃木生活
市内には移住に興味を持った方向けに移住体験施設があります。最長1か月滞在することが可能で、開設から100組以上の利用がありました。
「利用する方の多くが、実際の生活を想定して、2週間〜1か月滞在されます。『移住のイメージが湧いた』、『利用してよかった』と言ってもらえることも多いです。」と笑顔で話します。
◆みんなでIJU(移住)促進!
移住を考えている方はもちろん、地域の方々にもこの活動を知ってもらいたいと國府谷さんは言います。「身近に移住を検討している方がいれば、私たち移住定住支援コーディネーターにつないでいただけるとうれしいです。地域ぐるみでの移住支援が広がることを目指しています。」