しごと きらりとちぎ人

にしかたふるさと祭り実行委員会 会長
星野 健太郎(ほしの けんたろう)さん
12月7日(日)に開催される「ど田舎にしかた祭り」の実行委員会会長として、活躍されている小倉川の河童こと星野さんにお話を伺いました。

◆まぼろしのような
「準備して準備して、祭りが終わると、翌日にはパッと消えてしまうのが、まぼろしみたくていいよね。」そんなふうに『ど田舎にしかた祭り』について話してくれたのは実行委員会の会長を務めて3年目の星野さん。
12月の祭り当日に向けて、会場設営のための竹切りにはじまり、何度も重ねる打合せなど、手間も時間もかかります。ご苦労も多いかと思いきや、「体力的にはキツいこともあるけど、祭りを準備してる時間が楽しい。祭りのために仲間とコミュニケーションを取っている時間が一番楽しいんだ。当日、祭りに来てくれるお客さんが感じる楽しさは、我々がどれだけ準備を楽しんだかに、比例すると思ってます。」と話してくれました。

◆ど田舎にしかた祭りの見どころは
「祭りは一致団結だよ。」と語る星野さん。
祭りに来てくれたお客さんには、「我々の一致団結した姿や心意気を感じてもらって、自分の街に帰ったとき、同じような取り組みを始めてくれたら嬉しい。西方みたいな素敵な場所が全国に増えればいいよね。」と笑顔で話します。
さらに「祭りに活気がある地域は災害に強い。地域が一致団結して行う祭りは、災害復旧の予行練習と言う人もいるくらい。こんなにすごい祭りやってるんだから、西方は災害に強いよ。」と力強く話してくれました。

◆小倉川の河童(かっぱ)伝説
星野さんは、小倉川の河童伝説から着想を得て、自ら『河童』として、イベントの舞台に立つなど、地域を盛り上げています。伝説上の小倉川の河童は、いたずらをして地元の住民を困らせる存在でしたが、令和の河童は言います。「上の世代の方々に見守られてるのを感じる。好き勝手にやっていても、静かに暖かく見守ってくれてる。自分もそんな大きな存在になりたい。そう思わせてくれる方々が住むこの街が大好きなんだ。」