くらし あなたとあなたの大切な人の命を守るために
- 1/32
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県鹿沼市
- 広報紙名 : 広報かぬま 2025年6月号(NO.1297)
■大雨や台風が来る前に確認したい5つのポイント
平成27年の関東・東北豪雨や令和元年の東日本台風では、本市をはじめ多くの地域に被害を引き起こし、深い爪痕を残しました。地球温暖化の影響などにより、増加傾向にある集中豪雨や土砂災害などの自然災害から身を守るためには、日頃からの備えが大切です。この機会に、ご家庭で防災について考えてみませんか。
◆POINT1 防災ハザードマップを確認
「防災ハザードマップ」とは災害予想地図のことで、土砂災害や浸水洪水による危険箇所、指定緊急避難場所等を確認できます。自分の住んでいる場所にどのような危険があるか、また、避難の際にはどこにどのように逃げるのかを確認しましょう。
そのほか、「避難行動判定フロー」や「マイ・タイムライン」など、防災に役立つ情報も載っていますので、ぜひ手に取って見てみてください。このマップは市役所や各コミュニティセンターで配布しているほか、市のホームページでも公開しています。
※「マイ・タイムライン」とは…一人ひとりが取るべき防災行動のタイミングを整理する行動計画表
◆POINT2 警戒レベルに応じた避難行動をチェック
「警戒レベル」は、水害や土砂災害の危険性が予想される場合に、災害発生の危険度を理解し、状況に合わせた的確な避難行動がとれるように、5段階のレベルで表したものです。防災情報を確実に取得し、それぞれのレベルと自分たちが取るべき行動を確認しておきましょう。
※要配慮者…避難に時間がかかる高齢者、障がい者、乳幼児等とその支援者
◆POINT3 土砂災害を知る
土砂災害が起きる前には、次のような前兆現象がみられる場合があります。普段と様子が違うなど、身の危険を感じたら、ただちに安全な場所に避難しましょう。
▽地すべり
斜面の一部または全部が下方へずれ落ちる現象
[前兆現象]
!木の裂ける音がする。
!道路などにひび割れが入る。
!川が濁る。
▽土石流
山の斜面が崩れた時に、土や石が雨水や川の水と一緒前兆現象になって流れ出す現象
[前兆現象]
!異常な山鳴りや地鳴りがする。
!腐った土のにおいがする。
!川の水位が急に下がる。
▽がけ崩れ
大雨や地震などの影響で、急な斜面が一気に崩れ落ちる現象
[前兆現象]
!小石がバラバラ落ちる。
!がけにひび割れができる。
!わき水の量が増え、吹き出す。わき水が止まる。
◆POINT4 いざというときの非常時持ち出し袋を準備しましょう
素早く避難できるように、下記の用意する物の例を参考にして、日頃から避難に必要なものをバッグ(非常時持ち出し袋)に詰めるなど準備をしておきましょう。その際は、自分の家庭の状況によって必要なもの(薬、介護用品、ベビー用品、ペット用品等)も忘れないようにしましょう。
▽用意する物の例
・食料品
□水
□食品(アルファ米、缶詰など)
・医薬品等
□救急セット
□マスク
□手指の消毒液
□常備薬
□体温計
・生活用品
□現金(小銭多め)
□懐中電灯(電池)、LEDランタン
□着替え
□歯ブラシ
□タオル
□ウェットティッシュ
□携帯電話の充電器
□ラジオ
・各家庭で必要なもの
□ベビー用品(おむつ、ミルク、ほ乳瓶など)
□生理用品
□めがね、コンタクトレンズ
□入れ歯、補聴器
□介護用品
※これらは一例です。
◆POINT5 アプリ・メールで防災情報を入手
市では、災害情報や地震・気象に関する情報を、防災情報アプリや防災情報メールなどでお知らせしています。事前に登録し、大雨や台風の時には積極的に情報を集めましょう。
・防災情報アプリ・アットインフォカナル(スマートフォン)
・防災情報メール(フィーチャーフォン/ガラケー等)…空メールを送信してください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:危機管理課危機管理係
【電話】63-2158