くらし 多文化共生のまちづくり

■ちがいを認め、ともに暮らしやすいまちへ
市では「かぬま多文化共生プラン」を策定し、外国人住民も同じ「鹿沼市民」として、ともに暮らしやすいまちづくりを推進しています。この機会に、多文化共生について考えてみませんか。

多文化共生…国籍や民族が異なる人々が互いの文化的違いを認め、対等な関係を築こうとしながら地域社会をともに生きていくこと

●市内に暮らす外国人住民
市内に暮らす外国人住民は現在2009人と過去10年間で2倍になり、市人口の2.2%を占め、増加傾向にあります。国籍ではベトナムが45%と最も多く、次いでインドネシア(10%)、中国(8%)、フィリピン(6%)、パキスタン(5%)となっています(令和7年10月)。
また、小中学生で日本語指導が必要な児童生徒も増えており、支援の充実が課題になっています。

●鹿沼市の取り組み
8月23日に「外国人版かぬま未来ミーティング」を開催し、市内の外国人住民16人が参加しました。「住みやすい鹿沼をいっしょにつくる」をテーマに、鹿沼市のいいところ、こんなまちになってほしい、日常の困りごとなどについて、市長と意見交換を行いました。
市では「多言語情報の発信」の取り組みとして、ごみの出し方や、ハザードマップなどの行政文書、広報かぬまやかぬまくらしのガイド動画を多言語で作成し、外国人住民への必要な情報を発信しています。
また、市の国際交流協会では、外国人相談窓口(ポルトガル語、スペイン語、英語、ベトナム語、日本語に対応)、外国人児童生徒への日本語指導、文化理解講座、学生の海外友好交流事業などを実施しています。

●興味を持つことが第一歩
外国人住民との間のトラブルなどは、生活習慣や文化的な違いが原因で生じることがほとんどです。
外国人住民も同じ地域の一員です。まずは、互いの文化などを知って興味を持つことから、多文化共生の第一歩を始めましょう。

■文化の違いや生活習慣の悩みごとはありませんか
●KIFA 鹿沼市国際交流協会(Kanuma International Friendship Association)
鹿沼市国際交流協会は、多文化共生と国際交流を推進することを目的に、平成元年に設立されました。外国人相談窓口として日々の生活相談を実施しているほか、多文化共生講座や交流イベントなどを開催しています。
また、文化や生活習慣の違いなどから来るお悩みごとの相談も受け付けています。日本人の方もお気軽に相談ください。

・鹿沼市国際交流協会
鹿沼市下横町1302-5 まちなか交流プラザ1階
【電話】60-5931
【E-mail】[email protected]
開館日:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土日祝・年末年始除く)

問合せ:協働のまちづくり課市民協働係
【電話】63-2241