くらし 第17回 まっちゃんコラム

鹿沼市長
松井正一

鹿沼市長の松井正一です。11月になり、ずいぶん朝晩の冷え込みも厳しくなりました。皆様、お体ご自愛ください。
さて、今月号9ページのフラッシュでも紹介していますが、戦後80年記念平和集会「柳田邦男と中学生が語る平和と未来」が開催され、今年、本市5人目の名誉市民に推挙された柳田邦男氏と広島平和記念式典に参加した中学生との対話が実現しました。
中学生は「派遣事業に参加して」「戦後80年を迎えて」「日本被団協のノーベル平和賞」「自分にとっての平和」などをテーマに、自分たちの体験や考えを熱心に報告していました。
柳田氏は、「広島の実情をよく観察出来ていた。平和の実現は期待や想いだけでは達成出来ない。派遣事業で学んだことを多くの方々に伝えてほしい」「色々な文化や価値観を認めることを自然に出来る国民性を育んでいくことが大切である」「受験勉強が出来ることは平和のシンボルだ」「ノーベル平和賞が偉大であると感じる力に気づくことは素晴らしい」等のコメントを中学生に向けて述べられ、「鹿沼市が長年続ける広島平和記念式典への派遣は、中学生の見る目と人生観を育むことにつながっている」と結びました。
鹿沼市として、今後更なる平和行政を推進すべく、今回の集会で学んだことを教訓として活かして参ります。
(令和7年11月4日 記)