- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県大田原市
- 広報紙名 : 広報おおたわら 令和8年1月号(No.1342)
■ワラの話
お米の収穫から出荷、食卓に届くまでには、稲刈り、乾燥、脱穀、籾摺(もみす)り、俵(袋)詰めなど多くの工程があります。現代では、そのほとんどが機械化されていますが、かつてはさまざまな農具を使い、手作業で行っていました。
例えば、現在はコンバインで稲を刈るとすぐに脱穀され、ワラは細かく切断され田に播(ま)かれます。脱穀された籾は、乾燥機にかけられるのが一般的ですが、かつては田に竹や木の棒を渡して、鎌で手刈りした稲を束ねて逆さにかけて乾燥させました。これを「ハサガケ」「ハッテガケ」と呼んでいます。ゆっくり乾燥させた稲は、「センバコキ」などで脱穀して籾とワラとに分けられます。
籾は籾摺りなどを経て米として出荷されますが、ワラは生活用具に姿を変え、活用されました。縄やムシロ、ワラジやミノに米俵、虫カゴなど幅広く利用されていたのです。
現在、ワラは手に入れるのさえ難しく、ワラジなどを作れる方も少なくなってきました。民俗技術の継承・記録化も資料館の大切な役目の一つです。
ワラジや虫カゴなど作れる方がいらっしゃいましたら、ぜひ、資料館までご連絡ください。
問合せ:文化振興課[本]4階
【電話】0287‒23‒3135
