- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須塩原市
- 広報紙名 : 広報なすしおばら 令和7年11月20日号(ナンバー440)
現在では、「明治のナイチンゲール」と呼ばれる幕末期の黒羽に生まれ、日本看護界の先駆者として奔走
■NEWS
大田原市出身 大関和をモチーフにした連続テレビ小説が2026年春から放送決定
■「風、薫る」 連続ドラマ小説
「風、薫る」の2人の主人公はそれぞれに生きづらさを抱えた二人の女性。当時はまだ知られていなかった看護の世界に飛び込み、傷ついた人々を守るために奔走し、時に強き者と戦う―
明治という激動の社会を舞台に、幸せを求め生きるちょっと型破りな二人のナースの冒険物語。
■大関和ってどんな人?
明治20(1887)年に桜井女学校附属看護婦養成所に入学し、その第一期生(鈴木雅など6人)の一人となりました(トレインドナース)。その後、看護婦養成所を卒業した和は、そのまま帝国大学医科大学第一医院(現東大病院)の外科の看病婦取締(看護婦長)となりました。
明治42年、大関看護婦会を設立し、大関看護婦講習所を開所し、後進の育成と派出業務を通した実践活動に専念しました。さらに明治44年には、大日本看護婦協会東京組合長に就任し、看護師という職業の確立に貢献をしました。
■田中ひかるさん講演会
田中ひかるさんの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』が、2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』の原案となっています。
日時:令和8年1月31日(土)13:30~15:30(予定)
場所:那須野原が原ハーモニーホール 大ホール(大田原市本町1-2703-6)
入場料:無料(事前申し込み不要)
□田中ひかるさんプロフィール
1970年東京生まれ。歴史学、社会学を専攻。博士(学術)。女性に関するテーマを中心に、執筆・講演活動を行う。著書『明治のナイチンゲール
大関和物語』(中央公論新社)『明治を生きた男装の女医高橋瑞物語』(中央公論新社)、『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)、『月経と犯罪「生理」はどう語られてきたか』(平凡社)などがある。
平成26年1月、栃木県(大田原市・那須塩原市・那須町・那珂川町)・福島県(棚倉町・矢祭町・塙町)・茨城県(大子町)の2市6町による『八溝山周辺地域定住自立圏域』が形成されました。
圏域の地域活性化につなげる取り組みの一環として、圏域市町のPR情報をお届けします。

主催:大田原市・大田原市女性団体連絡協議会
問い合わせ:大田原市産業文化部文化振興課
【電話】0287-23-3135
