- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県さくら市
- 広報紙名 : 広報さくら 令和7年11月1日号
■vol.1 ソメイヨシノが実はクローンって知ってた?!
日本の春を象徴する桜といえば、やはりソメイヨシノです。春になると一斉に咲き誇り、満開の風景は日本の象徴ともいえます。しかし、各地に植えられているこの桜は自然に生まれた「野生種」ではなく、人の手によって誕生した「クローン桜」なのです。
ソメイヨシノは、江戸時代末期に野生種であるエドヒガンとオオシマザクラの交配によって生まれました。しかし、自然界では増えにくいため、接ぎ木や挿し木によって増やされています。つまり、日本中に咲いているソメイヨシノは、すべて同じ遺伝子を持つクローンなのです。これにより、開花がほぼ同時期に揃い、気象観測の桜前線の基準となっています。
一方で、ソメイヨシノは「てんぐ巣病」という樹自体を枯らしてしまう病気にかかりやすく、他の桜に比べて寿命が短いとされています。喜連川の早乙女桜並木が令和5年度からジンダイアケボノに植え替えられているように、全国各地で新しい桜の植樹や多様な品種の導入が進められています。
日本の春を象徴するソメイヨシノの美しさは、エドヒガンの生命力とオオシマザクラの華やかさという、野生種が持つ特性の融合の賜物です。その姿は、野生種の多様性とクローンの普及力が生んだ桜文化の象徴といえるでしょう。
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