- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県壬生町
- 広報紙名 : 広報みぶ 2026年2月号
会期:2月15日[日]-3月29日[日]
当館では、「伝説の染色/粋を染める-帯の空木-」展を開催します。
高久空木(たかくくうぼく)(1908-1993)は、戦前の文部省美術展覧会(文展)や戦後の日本美術展覧会(日展)などで活躍した壬生町出身の染色家です。日本美術学校図案科で学んだ空木は、「ろう纈染(けちそめ)」という伝統的な技法を用いて多くの作品を手がけました。ジャワ更紗(さらさ)風の繊細な装飾的作品で文展に初入選し、戦後には、ピカソやブラックのように立体物の平面への解体を援用した画面構成、また、マティスの影響を受け、現実の色に縛られない色彩表現など、西欧画家たちの影響も感じられます。昭和37(1962)年に日展を去ると、その後は和装服飾でその力を発揮し、晩年には京都の呉服卸商で名古屋帯を発表するなど、“帯の空木”として和装愛好者から絶大な人気を博しました。最近でも、『国宝』や『日日是好日』に空木の帯が登場し、映画に彩りを添えています。
今回は、新たに寄贈された空木の染帯作品を中心に紹介します。花鳥風月を愛し、四季の移ろいを見つめ、自らを“空木(うつぎ)”と称した独自の世界観を堪能してください。
■ギャラリートーク
日時:2月15日(日)、3月21日(土) 各午後2時~
集合場所:テーマ展入口(事前申込不要、参加費無料)
休館日:月曜日・祝祭日
開館時間:午前9時~午後5時
入館料:無料
問合せ:壬生町立歴史民俗資料館
【電話】82-8544
