健康 健康タウンのぎを目指して110

いつまでも自分の歯でおいしく食べるために歯周病予防から始めましょう。

■6月4日から6月10日までは、「歯と口の健康週間」です!
◇歯周病の基礎知識
歯周病は、歯にこびりついた細菌のかたまり(歯周病菌)である歯垢が原因で引き起こされます。また、歯と歯ぐき(歯肉)の境目の清掃がおろそかになると、歯垢が増殖し、歯ぐき(歯肉)が赤く腫れるなどの炎症を起こします。炎症が起きても痛みを伴わないため、気づかないうちに進行し、結果的に歯を支える骨(歯槽骨)が溶け、歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。

◇歯周病が全身の健康に与える影響
歯周病菌は炎症を起こした歯ぐき(歯肉)から血管に入り込み、血流に乗って、全身をめぐり、全身の病気と深い関わりのあることが分かっています。
・糖尿病を悪化させる
歯周病が悪化すると膵臓で作られるインスリン(血糖を下げる働きのあるホルモン)の働きが弱くなり、血糖コントロールができにくくなり糖尿病を悪化させます。

・脳卒中や虚血性心疾患を起こすリスクが高まる
歯周病菌が血管の壁を傷つけることに加え、血栓ができやすくなります。よって、脳や心臓の細い血管が詰まりやすくなるため、脳卒中や虚血性心疾患を起こすリスクが高まります。

・誤嚥性肺炎に注意
誤って飲食物や唾液が歯周病菌などと一緒に肺に入り込むことで起こります。高齢者の方は注意が必要です。

◇歯周病の予防
歯周病予防の基本は歯垢がつかないようにすることで、毎日の歯磨きや歯の定期検診を受け歯石除去を行うことが有効です。歯にこびりついた歯垢を歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使ってこすり落とすことが必要となります。

★6月から歯周疾患検診がスタートします!歯を健康に保ち、健康寿命をのばしましょう!
厚生労働省「e-ヘルスネット」より

問合せ：健康福祉課
【電話】57-4171