- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須町
- 広報紙名 : 広報那須 令和7年9月号
9月は認知症月間です。認知症になっても、住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくための介護サービスについて、認知症高齢者グループホーム施設長が説明します。
◆認知症高齢者グループホームとは
認知症の方だけのケア付き住宅です。1つの共同生活住居に5〜9人の少人数の利用者が、介護スタッフによる24時間の専門的援助体制のもと共同生活を送ります。サービス内容は食事提供、生活相談、食事介助、排泄介助、入浴介助、掃除・洗濯、リハビリ、買い物代行のほか、レクレリエーションでは、認知症に効果があるとされる音楽療法、園芸療法、脳トレなどを中心に行います。また、買い出し、調理、掃除なども、スタッフの介助を受けながら自分たちで行います。
◆利用できる方
・65歳以上の方・要支援2または要介護1以上の認定を受けた方
・医師から認知症の診断を受けた方
・集団生活を営むことに支障のない方
・施設と同一の市区町村に住民登録がある方
※要支援1の方は利用できません。
◆利用料金は平均月12万円ほど
月額利用料として、食費や居住費といった生活費のほか、介護サービス費の1〜3割を支払います。月々の費用のうち、居住費は、居室の大きさ・施設の設備・地域などによって左右されることが多く、また、介護サービス費は入居者の要介護度に応じて変わり、要介護度が重くなるほど高くなります。
認知症の方にとって、住み慣れた家から離れて生活するのは不安が大きいものです。グループホームは「家庭にできるだけ近い環境で、地域社会に溶け込んで生活する」ことを目的としているため、認知症の方が安心して暮らしやすい環境となっています。町内には4カ所のグループホームがあるほか、日帰りで利用する認知症デイサービスもあります。いつでも見学にいらしてください。
認知症高齢者グループホーム施設長 池田益己さん(大同)
問合せ:保健福祉課介護保険係
【電話】72-6910