くらし 国民健康保険税の税率を改正します

■国民健康保険制度とは
国民健康保険(国保)は、病気やけがをした際に安心して医療機関や薬局にかかれるように、加入者からの保険税と、国や県の公費により成り立っている制度です。加入者の減少に伴い保険税収入が減る一方、医療の高度・高額化や高齢化により、1人当たりの医療費は増加傾向にあります。

■安心して利用できる制度を維持するために
収入増の取り組みや基金の活用により、12年間にわたり保険税率を据え置いてきましたが、このままでは収入より支出が多い状況が続き、基金も底を付く状況です。このため、下表のとおり保険税率を改正します。なお、急激な税額の上昇を避けるため、1世帯当たりの平均負担額を抑えるよう税率を設定しています。

■賦課方式の変更
本市の賦課方式は、基礎課税額(医療給付費分)については3方式(所得割・均等割・平等割)。後期高齢者支援金分と介護納付金分については、2方式(所得割・均等割)としていました。本年度からは県の運営方針に基づき、税率改正に合わせ全区分の賦課方式を3方式に変更します。

■国保税額の試算ができます
改正後の国保税額は、前年所得が確定した後に試算できます。6月中旬以降に国民健康保険課に問い合わせてください。なお、確定申告書類などで世帯員全員の所得が把握できる場合は本市ホームページの試算用エクセルシートで計算できます。各種軽減は反映されません。正確な国保税額は7月中旬に送付する納税通知書を確認してください。

◎国民健康保険税の税率

基礎課税額…国保被保険者の医療給付費として被保険者全員が負担。
後期高齢者支援金等課税額…後期高齢者医療保険制度への支援金として被保険者全員が負担。
介護納付金課税額…介護保険料分として40歳以上65歳未満の被保険者が負担。
所得割…前年度総所得金額などから基礎控除を差し引いた金額に所得割率を乗じて計算される額。
均等割…被保険者1人につき負担する額。
平等割…1世帯につき負担する額。

問合せ:国民健康保険課
【電話】027-898-6250
(自動音声で24時間対応中)