- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県本庄市
- 広報紙名 : 広報ほんじょう 2026年2月1日号
■本庄市は本年1月で、市制施行20周年を迎えました。
旧本庄市と旧児玉町が合併し、新たな本庄市が誕生した平成18年1月10日から、令和8年1月10日で20周年という節目を迎えました。
新市誕生から20周年。この記念すべき年を市民の皆さんと共に祝い、これから未来に向けた新たな出発点とするために、本庄市市制施行20周年記念事業を実施してきました。
そんな未来に向けた節目のタイミングで行われた市長と株式会社カインズ社長の対談。本号ではその様子とともに、これまでの20年を振り返ります。
▽これまでの記念事業
・NHK 新・BS 日本のうた公開収録
・本庄市市制施行20周年記念式典
・記念企画展本庄20年の軌跡
■特別対談 本庄の未来を考える
本庄市長 吉田信解×株式会社カインズ代表取締役社長CEO 高家正行
◆合併から20年を経て…
吉田市長:本庄市は合併から20周年を迎えました。この20年間、市政に携わってきましたが、長く住んでいる方ほど「変わっていない」と感じる方もいる一方で、市外から来られた方には「随分変わったね」と言われることも多くなってきました。
中でも、カインズが市内に本社を構えていただいたことは、市のイメージアップや本庄早稲田駅周辺のまちづくりにおいて、大きな起爆剤になったと考えています。
高家社長:ありがとうございます。私も本庄に関わるようになって約10年ですが、その間にまちは確実に変わってきているなと感じています。
本社移転から13年が経ちますが、本庄市とさまざまな連携を行えていることは、私たちにとっても大きな意味があります。ぜひ今後とも連携の幅を広げていきたいですね。
◆変化の時代に問われる「組織運営」のあり方
高家社長:カインズでは、現在を「第三創業期」と位置づけています。
第一創業期は店舗数を拡大してきた時期。第二創業期はプライベートブランドを強化してきた時期。そして現在、第三創業期では、これまでの基盤を活(い)かしつつもIT等を活用しながら、違う成長の形を目指しています。
吉田市長:これまで積み重ねてきた制度や仕組みを基盤にしながら、時代の変化に対応し、変革していかなければならない点はまさに行政も同じですね。
時代に合わせ戦略・組織・マインドを三位一体で変えていく。その中で実力重視のトップダウン型ではなく、まずは自ら考え行動する自律的な人材の育成に重きを置くことが特に大切だと思います。
高家社長:仰るとおりだと思います。例えば、店長を集めた会議等で私がよく話すのは「店長」は単なる管理職ではなく、一つの店舗を任される「経営者」と捉えてほしいということ。経営者って誰から指示が来るわけじゃなくて、自分で考えて行動し、結果はすべて自分に返ってくる。
変革をすすめるためにも、まずは現場で判断し、行動できる体制やマインドを作っていけるよう、目を行き届かせることを心がけていきたいですね。
吉田市長:行政においても、職員一人ひとりの判断や対応力が問われる場面は増えてきています。
法令を守ることはもちろんですが、市民の立場を考えながら、自分で考え行動できる職員を育てていかなければと思っています。
▽令和6年度に行われた締結式の様子
体験を通じて「生きる力」を学ぶワークショップ「くみまち学校」の開催や、ごみ減量化に向けた「生ごみ水切り袋」の共同開発など、株式会社カインズと本庄市は、これまでさまざまな取組を協働で行ってきました。
令和6年度には、包括連携協定を締結。地域の発展及び市民サービス向上に向け今後、更に連携を強化していきます。
◆今の時代だからこその本庄の「強み」とは?
吉田市長:最後に、DXが進む中で、地方においてはますます東京との関わり方や役割分担が重要になっています。
そうした中でカインズは本社機能を本庄市に置いていただいているわけですが、改めてその意義やどんなところにメリットを感じられているのかお聞きしてよろしいでしょうか。
高家社長:まず、東京でこれだけ広い土地に、ゆったりと本社を構えることは現実的に難しいです。本庄はその点で非常に恵まれた場所だと思います。
また、東京から50分ほどで来ることができ、創業の地である群馬にも近い。この立地は大きな強みであり、バランスのとれた土地柄だと感じています。
この立地を活(い)かし、カインズでは本庄は本業をしっかりと維持・成長させる拠点とし、新たな挑戦については東京や軽井沢で行うなど、分業体制をとっています。
吉田市長:今のお話を伺い、本庄地域定住自立圏※が進めている防災庁誘致の考え方とも通じるものを感じました。本庄は台地に位置し、地盤が強く、交通の利便性も高い。首都圏にありながら災害に強い地域です。
企業のメイン拠点を本庄に置き、東京など他の場所にサテライト施設を設けるという発想は、災害の多い日本では、他の企業にとっても参考になるのではないでしょうか。
高家社長:まさにその通りだと思います。加えて、本庄は都会と地方の中間のような感覚で、日常を送る場所としては非常に魅力がある。新幹線の利便性がさらに高まれば、より評価される地域になると思っています。
吉田市長:カインズが本庄に本社を構えていることは、市のシティプロモーションにおいても非常に大きな存在です。10年後、20年後に向けて、本庄の魅力がさらに広く知られ、多くの企業や人が集まる地域にしていきたいです。
高家社長:ぜひ、これからもどうぞよろしくお願いします。
※本庄地域定住自立圏…平成22年より本庄市、美里町、神川町、上里町と相互に連携、役割分担をし、必要な生活機能の維持・強化を図るため、形成している圏域です。
▽対談でも触れられた本庄市の強み
埼玉県の北西に位置する本庄市は、交通手段が多様にあり、新幹線や高速道路をつかえば東京都まで50分、在来線に乗れば都心主要駅も直通で出られます。
まさに「どこにでも行けるけど、ここにいたい。」魅力あふれるまちです。
▽本庄の未来を見据え…
・株式会社カインズ 高家社長
本庄は非常に恵まれた土地
この場所を中心にこれからも
成長を続けていきたい
・本庄市 吉田市長
10年、20年先に向け
本庄の魅力をさらに広め、
多くの企業や人が集まる場所にしていく
問合せ:広報課
【電話】25-1155
