- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県羽生市
- 広報紙名 : 広報はにゅう 令和7年12月号
上手な受診で医療費の節約を
■国民健康保険
国民健康保険(国保)は、被保険者の方が病気やけがをした場合に、必要な給付を行う社会保障制度の1つです。この制度は、加入者の負担金(国保税)と国の補助金などを財源に運営されています。
◇被保険者が減少。一人当たりの医療費は増加
令和7年3月末現在の羽生市国保被保険者数は7,172世帯、10,543人(前年度比250世帯減、556人減)で、羽生市の人口の19.7%(前年度比0.9%減)となっています。また、65歳から74歳の前期高齢者は5,237人で被保険者の49.7%(前年度比1.8%減)を占めています。
令和6年度の歳入は58億2,608万円、歳出は53億1,897万円となり、被保険者の皆さんの医療費の支払いに充てる「保険給付費」は37億4,370万円で、歳出総額の70.4%(前年度比0.2%増)を占めています。一人当たりの医療費は、40万4,163円で、県平均の38万5,575円を上回り、前年度と比較して4.6%増加しました。
医療費の増加は将来的な保険税の上昇や自己負担割合の拡大につながり、被保険者の皆さんの負担を増やす恐れがあります。
◇歳入
58億2,608万円

◇歳出
53億1,897万円

◇国保被保険者の一人当たり医療費の推移

◇医療費節約のために
・平日の診療時間外や休日は割増料金がかかります。緊急性が高いのか考えて受診しましょう。
・紹介状なしで大病院の外来受診をする場合、別途費用(選定療養費)が生じます。日ごろから相談できる「かかりつけ医」を持ち、大病院にかかるときは紹介状をもらいましょう。
・同じ病気で複数の医療機関にかかる重複受診はやめましょう。医療費を増やすだけでなく、同じ検査を繰り返すなど、体の負担にもなります。
・ジェネリック医薬品は薬代の節約に効果的です。利用を希望するときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
・健康でいることが一番の医療費の節約になります。年に一度は特定健診を必ず受けましょう。
・疾病の早期発見・早期治療・早期回復に努めましょう。
無理なくできる健康づくりに取り組み、医療費を節約しましょう。
問合せ:国保年金課
【電話】内線181
