- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県和光市
- 広報紙名 : 広報わこう 令和7年12月号
◆中学生が踏み出した「平和への一歩」平和への願いを未来へ託して
太平洋戦争終結から80年の節目にあたり、8月5日~7日の3日間、市内の中学生6人が広島市で開催された平和記念式典に参列し、全国平和学習の集いに参加しました。
この派遣事業は、市の「平和都市宣言」に基づき、平和の尊さや戦争の悲惨さを学び、それを次世代へ伝えることを目的に実施されたものです。
広島での体験を通して、生徒たちは多くのことを感じ、学び、平和への思いを未来へつなげようとしています。
生徒の感想や活動の様子は市HPで
◇戦争の記憶に触れて
平和記念公園では、被爆体験のあるボランティアガイドの案内により、原爆ドームをはじめ、慰霊碑や記念碑を巡りました。その話を聞く中で、多くの罪のない人々が犠牲となった事実を肌で感じ、命を失った方々への追悼の思いを深めました。
8月6日(水)には平和記念式典に参列し、全国から集まった方々とともに、静かに祈りを捧げる時間を共有しました。平和記念資料館では、被爆の実態や当時の暮らしに触れ、命の尊さをあらためて心に刻みました。
◇対話から生まれる気づき
「全国平和学習の集い」では、ユース・ピース・ボランティアから原爆被害について説明を受け、被爆者による体験講話に耳を傾けました。被爆者の言葉の重みと、心からの平和への訴えは、一人一人の心に深く届いていました。
グループ討議では、全国から集まった参加者が、それぞれの地域で第二次世界大戦中にどのような被害があったか、平和でない状態とは何か、それをどうすれば解決できるのかといった課題について意見を交わしました。生徒たちは、異なる背景を持つ同世代の考えに触れながら、自分自身の視点を見つめ直し、平和についての理解を深めていました。
◆参加者の声~平和を学び、未来へつなぐ~
・第三中学校 3年 丸山 柚妃(団長)
被爆者の語る記憶と資料館の展示から、今の平和が多くの犠牲と悲しみの上にあることを改めて深く考えさせられました。平和について考え続け、次の世代へ語り継ぐ存在でありたいと強く思います。
・第二中学校 3年 丹野 まい(副団長)
広島での経験を通じて、平和の基盤には過去の苦しみや犠牲があることを知り、今の暮らしが決して当然のものではないと学びました。この歴史を忘れず、継承していくことが、次世代を担う私たちの使命だと考えます。
・大和中学校 2年 黒田 絢大
平和記念式典に参加し、戦争や原爆の悲惨さを実感しました。平和は当たり前でなく守るものだと学び、感じたことを周囲に伝えたいと思いました。
・大和中学校 2年 栁下 昌輝
広島での学習を通して戦争の悲惨さを目の当たりにし、命の重みを強く感じました。実際に戦争を経験した方から証言を聞ける最後の世代として、争いを繰り返さないために世界に働きかける責任を胸に刻みました。
・第二中学校 1年 針谷 侑和
原爆資料館で命の重みを実感し、平和とは安心して暮らせる日常だと気づきました。祈りに満ちた式典の空気に感動し、伝える責任を胸に刻みました。
・第三中学校 1年 小髙 楓
平和記念式典に出席し、多くの人と共に黙祷を捧げている時、今までに広島で亡くなった34万9,246人の平和への願いや祈りを感じたような気がしました。その思いを今度は身近な人たちに伝えていこうと思います。
◆伝えることで広がる平和の輪
広島への派遣を終えた生徒たちは、現地で得た体験を学校や家庭で語り始めています。その声は身近な人々の心に届き、平和への意識を育むきっかけとなっています。
こうした気づきや行動の積み重ねが、地域全体の平和へのまなざしにつながることを願っています。皆さんもぜひ、生徒たちの声に耳を傾け、平和について考え、思いを未来へとつないでいきましょう。
問い合わせ:企画人権課 人権文化交流担当
【電話】424-9088
