- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県幸手市
- 広報紙名 : 広報さって 2025年(令和7年)8月号
~郷土資料館企画展~
「戦後80年の今、ふりかえる銃後(じゅうご)の幸手」
今年は、昭和20年8月15日のアジア・太平洋戦争の終戦から80年目の年にあたります。これをふまえ、郷土資料館では、企画展「銃後の幸手」を開催しています。
「銃後(じゅうご)」とは、戦争のとき、直接の戦闘に加わらず、後方から応援することや非戦闘員である一般国民のことをいいます。
この展示では、終戦から40年目にあたる昭和60年3月に刊行された『幸手町のかたりべ第三集銃後編』に寄稿された体験談と、当館収蔵資料を展示し、苦難多き幸手の銃後の生活を紹介しています。
体験談は、銃後の暮らしを体験した人でなければ書けない内容が、具体的なエピソードやその時々の思いを交えながら詳しくつづられています。
平和な暮らしが当たり前のようになった今、「銃後」という言葉にすぐさま反応する人は少なくなりました。この展示をとおして、幸手の先人たちが平和への思いを込めて編んだ『幸手町のかたりべ第三集銃後編』について知っていただき、戦争の時代を知らない多くの市民のみなさまに、今ある平和な世の中がいかに尊いものであるか、感じていただきたいと思います。
10月13日(月・祝)まで開催しています!
あなたの目で銃後の暮らしをぜひご覧ください!
問合せ:郷土資料館
【電話】47-2521