スポーツ オランダ陸上競技選手団がやってくる!

9月13日~21日に開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」に向けて、オランダ陸上競技選手団が千葉県で事前キャンプを行います。9月6日には、世界で活躍する選手たちの練習風景を一般公開!この機会にぜひ、練習に励む選手へ直接エールを届けましょう!
日時:9月6日(土)10時~12時
会場:千葉県総合スポーツセンター陸上競技場(千葉モノレールスポーツセンター駅から徒歩10分)

東京2020オリンピック・パラリンピックや神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会の事前キャンプでもオランダ選手は千葉県を訪れ、地元の方々と交流しました

〜千葉県とオランダのつながり〜
県とオランダのつながりの歴史は、江戸時代後期までさかのぼります。
佐倉藩主で、江戸幕府の老中を務めた堀田正睦(ほったまさよし)は蘭学を奨励し、蘭医・佐藤泰然(さとうたいぜん)が佐倉城下に蘭医学の塾兼診療所・順天堂を開きました。順天堂には各地から医学生が訪れ、佐倉藩の蘭学は全国に知られたことから「西の長崎・東の佐倉」といわれています。
こうした歴史を踏まえ、オランダとのつながりが深い佐倉市には、オランダ人技師によって本格的なオランダ風車が建設されました。日蘭交流の幕開けとなったオランダ船リーフデ号にちなみ「リーフデ〔友愛〕“De Liefde”」と名づけられ、両国の関係性の象徴として親しまれています。

また、明治時代に行われた利根川周辺の改修工事などでも、水運に関する技術が発達していたオランダの技術者たちが活躍しました。野田市、流山市、柏市を流れる利根運河もそのひとつで、流山市にある運河水辺公園には設計を担当した技術者の名前にちなんで「ムルデル碑」が建設されています。

オリンピック開催時などの事前キャンプでは、オランダ選手が千葉県を訪れ、地元の方々と交流を重ねました。また、県立美術館でもオランダ人アーティストによる展覧会が開催されるなど、今もなお、さまざまな分野で県とオランダの交流は続いています。

問合せ:県生涯スポーツ振興課
【電話】043-223-2448