- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県館山市
- 広報紙名 : 広報だん暖たてやま 令和七年5月号
■始めよう!防災備蓄
館山市が位置する房総半島は、3方を海に囲まれた「半島」という地理的特徴を有しています。そのため、主要な道路や鉄道が限られており、大規模災害発生時は、土砂災害や津波浸水、路肩の崩落等により道路等が寸断され、集落が孤立する可能性があります。一度道路等が寸断されると、復旧までに時間を要するため、公助(警察、消防、自衛隊、行政等)による支援が届かず、自助(自分の命は自分で守る)により、その困難な状況を耐えなければなりません。孤立した場合でも、生き残ることが出来るよう、各家庭で備蓄を進めましょう。
●食品備蓄
大規模な災害が発生すると、店舗の被災や、物流の麻痺等により、食料品を入手することが難しい場合があります。災害に備え、最低3日分、できれば1週間分の食料を確保しましょう。
家庭備蓄の例(1週間分/大人2人の場合)
▽必需品
・カセットコンロ・カセットボンベ×12本
※1人1週間およそ6本程度
・水2L×6本×4箱
※1人1日およそ3L程度(飲料水+調理用水)
※お好みのお茶や清涼飲料水等もあると便利!
▽主食(エネルギー炭水化物)
・米2kg×2袋
※1袋消費したら1袋買い足す(1人1食75g程度)
・カップ麺類×6個 乾麺(うどん・そば・そうめん・パスタ)
そうめん2袋(300g/袋)
パスタ2袋(600g/袋)
・パックご飯×6個 その他(適宜)
ロングライフ牛乳
シリアルなど
▽主菜(たんぱく質)
・レトルト食品
牛丼の素、カレー等18個
パスタソース6個
・缶詰
お好みのもの18缶
▽副菜・その他(適宜)
・日持ちする野菜類
・梅干し、のり、乾燥わかめ等
・野菜ジュース、果汁ジュース等
・インスタントみそ汁や即席スープ
・調味料
砂糖、塩、しょうゆ、めんつゆ等
●トイレ備蓄
人間は1日平均5~7回程度トイレに行くと言われています。トイレを我慢し続けると、体調を崩したり、最悪死に至る場合もあります。令和6年能登半島地震では、上下水道の配管が破損し、長期間トイレが使用できない状況が発生しました。こうした場合に備え、簡易トイレや携帯トイレ等を備蓄しましょう。
▽簡易トイレ
段ボール等の組立て式便器に便袋をつけて使用する。吸水シートや凝固剤で水分を安定化させる。
持ち運びが簡単!トイレが無くても安心〇
▽携帯トイレ
既存の洋式便器につけて使用する便袋タイプ。吸水シートや凝固剤で水分を安定化させる。
自宅でも使用することができる!
問合せ:危機管理課
【電話】22-3442