子育て シリーズ睦沢教育

◆「郷土を誇りに思う心と人間力・社会力の育成と生涯にわたる幅広い学びで『睦沢版ウェルビーイングの実現』」
~基本目標I:園小中一貫教育カリキュラムの実施と確かな学力・自立する力・郷土を誇りに思う心の育成~

近年、社会のグローバル化が進み、英語の重要性がますます高まっています。町教育振興基本計画では重点施策2として「伝統文化を尊重し、郷土への愛情と誇りを持ち、グローバル化に対応する教育の推進」を掲げ、子どもたちが英語を実際のコミュニケーションツールとして活用できるよう、様々な取り組みを展開しています。
こども園では、ALT(外国語指導助手)との触れ合いを通して英語の発音に慣れ親しむ活動を導入しています。具体的には歌やリズム遊び、ゲーム遊び、読み聞かせなどの遊びを通じて英語の音を体感し、英語を聞くことやまねしてみることへの抵抗感をなくし、言語習得の基盤づくりに取り組んでいます。

小学校では、コミュニケーション能力を育むために、学級担任とALTが協力し合い「アイコンタクト」「ジェスチャー」「はっきりした声」「英語を使う意識」の4つのポイントを意識した授業展開に努めています。また、台湾の小学校の訪日団を受け入れ、交流イベントを通じて他国の子どもたちと英語を使って会話する機会を設けています。異文化の理解を深めるとともに、英語を学ぶ意義を実感する貴重な機会となっています。
中学校では、より実践的な英語力の習得を目指し、具体的な場面を想定した会話や自分の考えを伝えるプレゼンテーション活動を取り入れ、日常生活で役立つ英語表現や発表スキルを高める授業展開を心がけています。また、ALTとの対話も大切にし、コミュニケーション能力の向上も図っています。さらに、シンガポールの姉妹校との交流の機会を提供しています。ホームステイでは、現地の学生や家族と英語で会話しながら生活することで、実践的な英語力が身に付きます。異なる文化・生活様式・価値観に触れることで国際的な視野を広げることができます。このような活動を通じて、英語を使える言語として習得し、より自信をもって活用できるようになっていきます。
公民館では、昨年度アフタースクールの一環として英会話教室「英語で楽しく遊ぼう」を試行しました。参加した児童は様々なゲームを通して英語を話す楽しさを体感できたと思います。

町では、このように育まれてきた英語力を自身が客観的に把握するために、小学5年生から中学3年生を対象とした英語検定料補助金交付の仕組を整えています。検定に合格することで自信を持ち、更なる取り組みへの意欲につながります。保護者の皆さまのご理解とご協力が、子どもたちの成長に大きく貢献します。また、地域全体で英語学習の大切さを共有し、応援していただければ、より充実した教育環境が整います。
英語は、世界とつながるための大切なスキルです。こども園と学校の英語への取り組みを生かしながら、多くの子どもたちが、未来への可能性を広げていけるよう、皆さまの支援をお願いします。
※英語検定料補助金交付の詳細は、町HPにてご確認ください。なお、漢字検定についても同様の仕組みを整えておりますので、そちらも是非ご確認ください。