くらし 防災コラムその(32)~伊豆大島の火山現象~

全島民約1万人が島外に避難した1986年の噴火から39年が経過しました。その後も小規模の噴火は発生しましたが、現在の火山の様子は「火山性微動は発生しておらず、ただちに噴火が発生する兆候は認められません」(令和7年9月、気象庁伊豆大島火山防災連絡事務所)と、顕著な火山現象は観測されていません。しかし、1986年の噴火は昭和49年以来約12年ぶり、割れ目噴火は565年ぶりに発生し火山活動は人間にとっては長い休止期間を経てから活発になることもあるようです。そこで噴火に伴う火山現象がいつ発生したのか見てみます。

*1 火山雷:噴火に伴い発生した発達した噴煙内で発生する雷
*2 空振:噴火などにより周囲の空気が振動して衝撃波となり大気中を伝搬する現象
*3 火映:溶岩などが火口上の雲や噴煙に明るく照らされる現象。大島では「御神火」と言われる。
*4 火山性微動マグマなどが移動して発生する連続した震動
火山活動については、「広報おおしま」でお知らせしています。日頃から火山情報の確認と避難準備を忘れないでください。

■防災クイズ
大噴火をした際に山頂が陥没した地形を「カルデラ」と言いますが、この意味はなんでしょうか?
(1)薬缶(ヤカン) (2)鍋(ナベ) (3)裏(ウラ)
答えは、このページの下にあるよ!

「防災クイズの答え」
(2)「カルデラ」はスペイン語で鍋の意味。大島のカルデラは直径3~4.5kmの大きさです。

問い合わせ:防災対策室
【電話】2-0035(1986年噴火と溶岩)