- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県鎌倉市
- 広報紙名 : 広報かまくら 2025年12月1日号
■特別会計
下記の特定事業について、徴収する保険料や使用料だけでは運営が厳しいため、一般会計からの繰出金も合わせて運営しています。
▲=マイナス
◇事業区分[特別会計]
大船駅東口市街地再開発事業
・歳入決算額(円):1,960万(前年度比▲4.6%)
・歳出決算額(円):1,731万(前年度比▲5.4%)
国民健康保険事業
・歳入決算額(円):165億290万(前年度比▲2.5%)
・歳出決算額(円):162億4,034万(前年度比▲3.0%)
公共用地先行取得事業
・歳入決算額(円):2億105万(前年度比+6.0%)
・歳出決算額(円):2億88万(前年度比+5.9%)
介護保険事業
・歳入決算額(円):196億5,445万(前年度比+3.6%)
・歳出決算額(円):190億9,136万(前年度比+3.1%)
後期高齢者医療事業
・歳入決算額(円):71億6,213万(前年度比+15.9%)
・歳出決算額(円):70億8,109万(前年度比+23.2%)
合計
・歳入決算額(円):435億4,012万(前年度比+3.0%)
・歳出決算額(円):426億3,099万(前年度比+3.4%)
◇事業区分[公営企業会計]
下水道事業
・収入決算額(円):96億6,951万(前年度比▲0.6%)
・支出決算額(円):99億2,542万(前年度比▲2.2%)
■健全化判断比率と資金不足比率:全て健全
財政破綻を未然に防ぐために国が定める5つの指標(下)は、いずれも基準を大きく下回っており、財政の健全性が保たれていると言えます。
1.実質赤字比率
2.連結実質赤字比率
3.実質公債費比率
4.将来負担比率
5.資金不足比率
数値など詳細は市ホームページを:健全化判断比率と資金不足比率
■市債(借入金)残高:連続減
一度に多額の支出を必要とする公共事業の財源を確保するため、市債(借入金)を活用しています。世代間の公平性や返済額・借入額のバランスなどに留意しながら借り入れを行った結果、一般・特別会計の市債残高は、令和5年度から37億円減少しました。
◇一般会計+特別会計
・令和2年度:692億円
・令和3年度:642億円
・令和4年度:609億円
・令和5年度:562億円
・令和6年度:525億円
◇一般会計
・令和2年度:334億円
・令和3年度:308億円
・令和4年度:300億円
・令和5年度:278億円
・令和6年度:264億円
■ふるさと納税により市税が流出
ふるさと納税制度は、全国各地から寄附を受けることにより、市の財政収入が増える反面、市民が他の自治体に寄附をした場合には、税に対する控除が受けられるため、本市に入るはずの税収入が減ることとなります。
市では、「鎌倉スクールコラボファンド」(募集中・9面参照)などのガバメントクラウドファンディング(注)を積極的に活用するなど、市民の皆さんにも寄附先として本市を選んでいただけるように努めていきます。
(注)ガバメントクラウドファンディング
返礼品はもらえませんが、市民も本市に寄附が可能です
通常のふるさと納税と同様に控除・還付が受けられます
問合せ:財政課ふるさと寄附金担当
【電話】61-3845
■市の財政状況(総括)
令和6年度は歳入・歳出ともに前年度に比べて増額となりました。今後も物価高などへの懸念が続くことが想定されます。
また、市税などの一般財源に占める固定経費の割合(経常収支比率)は依然98.3%と高く、福祉にかかる経費などが年々増加傾向にあります。今後も、既存の行政サービスの効率化や受益者負担の見直しも含め、行財政改革を進めていきます。
