- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県茅ヶ崎市
- 広報紙名 : 広報ちがさき 2025年(令和7年)5月1日号
茅ケ崎警察署管内で2024年に発生した特殊詐欺被害75件のうち、半数がオレオレ詐欺。続いて預貯金詐欺、架空料金請求詐欺が占めています。市内で起きた特殊詐欺の最近の傾向と対策について、茅ケ崎警察署警部補の佐竹亮輔さんに聞きました。
■[手口の傾向]オレオレ詐欺が非接触型に変化
電話で息子や娘のふりをして、「仕事で失敗したのでお金が必要」などと現金をだまし取る詐欺です。以前は代理人役の受け子が現金を直接受け取っていましたが、最近は指定場所に置くケースが増加。犯人の顔が分からない手口になっています。
■[手口の傾向]警察を語る預貯金詐欺が増加
「0110」から発信するなどして警察になりすまし、「あなたの口座が犯罪に利用されている。口座に犯罪資金が紛れている」などと偽り、現金を振り込ませる詐欺です。
■[手口の傾向]パソコン画面で架空料金請求詐欺県警察
パソコン画面に、「ウイルスに感染した」と警告が表示。修理にお金を請求し、コンビニでプリペイドカードを購入させるなど1人で数百万円の被害も出ています。
▽特殊詐欺被害を防ぐ六か条
(一)固定電話は常に留守番電話に設定
(二)迷惑電話防止機能付き電話機を設置
(三)国際電話は取らない
※国際電話不取扱受付センター【電話】0120-210-364または警察署で国際電話の発信・発着を無料で休止できます(固定電話・ひかり電話が対象)
・国際電話による詐欺が急増
(四)電話でお金やキャッシュカードの話が出たら切る
(五)SNSでの投資話は詐欺と疑う
(六)日ごろから家族や近隣とのコミュニケーションをとっておく
「犯人は急かして、考える隙を与えず、「誰にも言わないで」と誰かに相談させません。不信に思ったら、慌てず警察署に連絡してください。」
茅ケ崎警察署 警部補 佐竹亮輔さん
▽まずは警察署に相談
茅ケ崎警察署【電話】82-0110
地域で起こった事件を知るのに便利
・県警察公式アプリ「かながわポリス」
問合せ:安全対策課
【電話】81-7128