- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1450号(2025年7月1日発行)
起業・独立の夢を後押しする「あつぎ起業スクール」の申し込みが、7月1日から始まります。多くの起業家を輩出した創業支援のプロから、起業・経営に欠かせない知識を幅広く学べます。
起業スクールは、市内で事業を立ち上げる方をサポートする取り組みで、2008年に始まりました。16年間で599人が受講し、144人の起業家を輩出。より多くの皆さんの夢を後押しするため、今年からは受講者枠を30人から40人に増やしました。
◆学びながら仲間づくり
本年度は、8月下旬から講義が始まります(右下欄参照)。創業支援の専門家から6回にわたり、起業の仕方や経営に欠かせない会計の仕組み、収支計画の立て方など、ビジネスの基礎的な知識を学びます。金融機関をはじめとした創業支援機関による個別相談も実施し、一人一人のビジネスプランの作成をサポート。先輩起業者の体験談も聞けます。
受講者の年齢層は20〜60代と幅広く、創業を目指す業種は飲食店や服飾店、宅配業、電気設備業などさまざま(下グラフ参照)。講義にはグループワークを多く取り入れ、同じ夢を持つ皆さんが情報交換しながら学び合えることも魅力です。
※「本年度の講義」については、下記●をご覧ください。
◆修了後も継続的にサポート
スクールは、国が認定する「特定創業支援等事業」に位置付けられています。修了者は市の証明を受けると、会社を設立する際の登記に必要な登録免許税の軽減、開業資金の貸付利率引き下げなど、一般創業者より手厚い支援が受けられます。さらに中小企業診断士などによる相談窓口も充実。融資や経理などの悩みを解決できる体制を整え、受講後も続けてサポートします。
「起業の夢をかなえたい」。一人一人の〝やりたい〟をサポートし、まちの活気につなげていきます。
■修了者は多様な分野で活躍
■新たな視点で世界が広がる
2024年起業スクール卒業生
澤田 聖子さん(53・寿町)
野鳥調査員の経験を経て、子育てが落ち着いたタイミングで興味があった養蜂業を始めたいと思いました。会社員をしながら起業の仕組みを調べていた時、起業スクールの存在を知りました。
スクールでは、講師から個人経営の経理や創業の基礎が学べたほか、SNSを活用した商品の紹介や情報発信などの運用を勧められました。実践してみると、遠方の養蜂業の方との交流やインターネットでの販売につながり、スクールでのアドバイスがビジネスに生きています。他にも学んだことを生かし、パッケージに力を入れました。マルシェなどで出店した時に手に取ってくれる人が増え、手応えを感じています。
起業の基礎を学べるだけでなく、継続的なサポートも受けられるので、市内で起業したい方にはぜひ受講してほしいです。
問合せ:産業振興課
【電話】225-2832
●あつぎ起業スクール受講生募集
日時:8月23・30日、9月6・13・20日、10月4日(全6回) 13~17時
会場:厚木商工会議所ほか
内容:成功する起業の条件、マーケティング戦略、ビジネスモデルの作成、資金・利益計画、融資制度などの講義、個別相談など
対象:市内で起業予定または起業後1年以内の方40人程度
費用:6000円
申込み:産業振興課や公民館、市HPなどにある申込書を直接または郵送、ファクス、Eメールで7月1~31日(必着)に、〒243-0017栄町1-16-15厚木商工会議所【電話】221-2153【FAX】221-2152【メール】[email protected]へ。市HPからも申し込み可。選考あり。
問合せ:産業振興課
【電話】225-2832