- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県津幡町
- 広報紙名 : 広報つばた 2025年12月号
このコーナーでは、町のニュースや地域のイベントなど、町の話題をお伝えしていきます。
■10/15「禁酒運動」から100年の節目 禁酒関連資料町文化財に登録
河合谷地区で保存されている「禁酒の碑」をはじめとした禁酒に関する資料が、10月15日に町指定文化財に指定されました。
これらの資料は、今から100年前の大正15(1526)年に行われた「禁酒の村」運動に関連するものです。当時の旧河合谷村では老朽化した小学校の新校舎建築が課題でしたが、財政難の村には資金がなかったため、当時の森山忠省村長の呼びかけにより、村民全員が「禁酒」を行って節約した酒代をあてることで、建築費用を5年間で工面しました。この出来事は新聞で大きく報道され、当時の斎藤実内閣総理大臣も村に「禁酒興国」(禁酒をして国を栄えさせようの意)という自筆の書額を寄贈しています。禁酒運動はその後も20年間にわたり続けられ、旧河合谷村は「禁酒の村」として広く認識されました。
今回、一連の資料が歴史的にも重要であるとして、村境に建てられた禁酒村を示す石碑や先述の額、各戸に掲げられた札などが町文化財に指定されました。
2025年は禁酒運動100周年にあたり、河合谷地区では地元産のお米を使ったお酒造りで祝う予定です。
■11/1津幡町合併70周年記念事業 つばた森じかん
津幡町合併70周年記念事業として、「つばた森じかんin石川県森林公園」が10月11日、11月1日、15日の3日間にわたり開催されました。
第1弾ではアナウンサーの赤間有華さんと森林公園を散策する森林セラピー、第2弾では吉本興業のお笑い芸人のもう中学生さんと森の段ボールアート教室が行われました。第3弾ではとろサーモンの村田さんと一緒にバーベキューを楽しみました。
各イベントは全て定員に達する人気ぶりで、あわせて約140人が参加しました。参加者は森林や自然と触れ合い、心身ともにリラックスできるひとときを過ごしました。
■11/1町の皆さんの作品が輝く 津幡町文化展覧会
第68回津幡町文化展覧会が、11月1日から3日にかけてシグナスで開催されました。
展覧会では、町内の文化団体を中心に、約20部門から1,200点余りの感性豊かな作品が展示されたほか、津幡町子ども会や津幡町少年少女美術展の優秀作品も展示されました。
会場ではお茶会も開催され、和やかな雰囲気の中で茶道の基本を学びながらお茶を楽しみました。また、囲碁・将棋の対局コーナーも設けられ、賑わいをみせていました。
期間中は多くの人が訪れ、心に響く作品の数々を興味深く鑑賞していました。
■11/9大切な生命、財産を守るために 秋季火災防ぎょ訓練
町消防本部と消防団の合同による火災防ぎょ訓練が、11月9日に株式会社北上製作所本社で行われました。
この訓練は、大規模工場火災が発生した際の即応体制の強化や、企業と消防機関が一体的に迅速な対応ができる体制を構築することで防火意識の向上を図ることを目的として行われました。
今回の訓練では、大規模工場火災を想定して実際の屋内消火栓からの放水などを行い、初期対応から消火活動までの一連の動きを実践しました。
参加した従業員は、いざというときに備えて、初期消火対応を確認しました。
■11/12唯一無二の体でいつまでも元気に いきいき健康セミナー
津幡町合併70周年記念事業として、「いきいき健康セミナー」が11月12日にシグナスで開催され、約150人が来場しました。
みずほ病院の越野慶隆理事長を講師に迎え、「生活習慣病とフレイルの関係」というテーマで、加齢により心身が衰えた状態「フレイル」と生活習慣病との関連性が詳しく説明されました。また、介護予防メイトによる体操の紹介や健康チェックコーナーも設けられ、参加者は軽く体を動かしたり、自身の健康状態を確認したりしていました。
この模様は、町ケーブルテレビ「つばたホットライン」で1月11日から放送予定です。
