- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県鯖江市
- 広報紙名 : 広報さばえ 令和8年1月号 通常版
ミセス日本グランプリ 板倉由美子さん(52)
鯖江生まれ鯖江育ち。琴を始めたのはNHKの番組を見て「習ってみたい!」と言ったのがきっかけ。
演奏中の衣装である着物の魅力に触れたことから、20代の時に「きものの女王コンテスト福井大会」に出場し、準女王に輝いたことも。
座右の銘は「何もしない後悔よりも、挑戦した経験を大切にする」。和食や甘いものが好き。
《挑戦は人生の彩り》
社会貢献活動に関心を持ち、内面の美しさや知性を兼ね備えた女性を選ぶ「第18回ミセス日本グランプリ」の50代の部でグランプリに輝いた。今後はコンテストを主催する一般社団法人が取り組む福祉活動などに携わる予定だ。「周囲の応援がこれほど嬉しかったことはない。今度は私自身がチャレンジする人たちを応援したい」。市民主役のまちをまっすぐな眼差しで見つめる。
コンテストでもアピールした特技の琴は5歳から習い始めた。たまたま近くに先生がいたことも大きく、小学校の高学年からは三味線もレパートリーに加わった。
今では師範としての腕前で、地域の演奏会に呼ばれたこともある。「童謡などを演奏すると、手拍子をして口ずさんでくださる瞬間があり、そのひとときが何とも言えず嬉しいのです」。
社会のために私ができることをしたい――。そうした思いがある一方で、教育関係の仕事や男子3人の子育て、家事に明け暮れる日々は目まぐるしく過ぎていった。
そんなとき、社会貢献活動にも重きを置いているコンテストの存在を知った。折しも、わが子らが将来を描く年頃。「親が『夢に向かって頑張れ』と言葉で伝えるよりも、私が挑戦する姿を見て何かを感じてくれれば」。そんな願いも重ねた。
ただ、コンテスト出場をすぐには言い出せなかった。勝ち進んでいけば、自ずと目立つ存在になる。それが周囲に波風を起こさないか心配したからだ。
エントリ―期限が迫っていたある夜。リビングにいた子ども3人に思い切って打ち明けると、返ってきたのは拍子抜けするほど前向きな反応だった。「お母さんらしくていいと思うよ」「グランプリを取ったら自慢する!」
家族や職場の後押しも受けると、書類審査などの選考を次々と突破。出勤中の車内でスピーチの練習をしたり、家でのすき間時間を活かしてウオーキングなどの自主練習を重ねた。11月の最終審査では全国でも珍しい「めがねのまち」出身であることをPRする余裕も見せ、グランプリ3人のうちの1人に輝いた。
今後は歴代の受賞者らとともに(一社)ミセス日本グランプリ(神戸市)の社会活動や福祉事業などに取り組む。「挑戦に年齢は関係ない。そのメッセージをこれからも発信していきたいし、県内外での活動を通して鯖江の魅力も伝えていきたい」
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