- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県甲府市
- 広報紙名 : 広報こうふ No.839 2025年12月1日号
■地域で元気に暮らすために!「オレンジカフェ」
65歳以上の高齢者の約3.6人に1人が認知症や認知症予備軍といわれる現代。認知症予防と、認知症になっても地域で元気に暮らすことができる支援が重要です。地域の居場所づくりの拠点として大切な場所であるオレンジカフェ(オレンジカフェいけだ)を取材しました。
◇「オレンジカフェ」ってどんな場所
認知症支援のシンボルカラーは暖かみのあるオレンジ色で“手助けする”という意味が込められています。認知症の方とそのご家族、地域の方々など、誰もが気軽に集える場所である認知症カフェを「オレンジカフェ」と呼び、飲み物を片手に情報交換や交流、時にはイベントなどを行っています。今回取材したオレンジカフェいけだでは、甲府第一高校アカペラ部による演奏会が行われていました。
◇オレンジカフェで大切にしていること
オレンジカフェいけだを開催する、共立介護福祉センターいけだセンター長の太田さんは「大切にしているのは、何でも気軽に相談ができること、みんなが楽しいイベントを行うこと、頭と体を動かす機会をつくることの3つ。認知症を予防すると共に認知症の症状を早期発見し、適切なサービスを受けながら安心して暮らし続けられることを目的としています。気軽な相談窓口として利用してください」と話してくれました。
◇専門職の方に相談できる!
オレンジカフェには看護師や介護福祉士などの専門職のスタッフや、大学生や地域の方々などのボランティアも参加しています。認知症や介護、日常生活での心配事などを相談できるので“体調面の不安・これからも元気に生活したい・独り暮らしで生活に心配”など気軽に相談できる貴重な場所です。
○オレンジカフェは市内10か所で開催中。広報こうふ21ページや市ホームページをご確認のうえ、ぜひご参加ください。
■市民レポーターブログもご覧ください
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■今月の担当レポーター 武居 美緒
オレンジカフェは明るく楽しい場所です。参加者の方の生き生きした表情が印象的で、「気分転換になるので毎月楽しみにしている」という方もおり、活動が地域に根付いていると感じました。
