- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年5月号
政務活動費の使いみちとしては、会派および議員の調査研究のほか、研修、広報、広聴、資料購入などの活用が認められています。
各会派では、年度末に政務活動費の収支を議長に報告し、残金は市に返還します。政務活動費の収支報告書と領収書は、公式ホームページや議会事務局(市役所2階)で閲覧することができます。
(金額の単位:円)
■平成クラブ[白鳥敏明・原一馬・池上謙田畑正敏・唐木拓]
平成クラブは、伊那市議会の事例報告を前議長の白鳥議員が行った全国市議会議長会研究フォーラム(岩手県盛岡市にて開催)に参加し、主権者教育について他市町村の事例を学び知見を広げることができました。
熊本県荒尾市の中学校フリースクール事業の現状について、熊本市の小中学校のフレンドリーオンライン事業について、行政視察を行いました。様々な先進的事例や工夫された取組み、解決したい課題などをお聞きし有意義な視察となりました。
■素心クラブ[伊藤のり子・吉田浩之髙橋明星・髙橋姿]
素心クラブは、「より良い伊那市を目指す」思いはさらに強まって、3年目の活動も充実したものになりました。
主な活動:
(1)会派勉強会・意見交換会(毎月開催)
(2)視察研修
1.恵那市…中学校の統廃合を進め、複数学級の確保や地域連携により教育環境を向上。
2.中津川市…保育園の統廃合を迅速に進め、効率的な運営と適切な保育環境の整備。
3.郡上市…空き家の改修・貸出しを通じ、人口減少対策と街並み保全を推進。
4.山県市…少子化の中で小規模校の存続に注力し、合同授業を行うことで教員数を確保。
■みらい伊那[宮原英幸・二瓶裕史小池隆・唐澤千明]
みらい伊那は3市の行政視察を行いました。
三豊市の夜間中学校と、四国中央市の小規模特認小中学校の視察では、少子化問題や多様なニーズに応えなくてはならないという教育現場の課題がある中、多くの地域において統廃合を含めた学校の在り方が議論されていますが、『特色ある学校』は、特色により本当に魅力的な「通いたい」「通わせたい」学校となるためにどのように考えれば良いのか、多くの示唆をいただきました。
また、洲本市での再生可能エネルギーの取組みも、同じく力を入れている伊那市の参考になりました。
■令和クラブ[小林眞由美・野口輝雄三澤俊明]
本年度は2か所の視察を行いました。
▽(1)北海道三笠市ジオパーク
三笠市は市全体がジオパークになっており、規模の大きさと恐竜やアンモナイトなどの出土品の多さに圧倒されました。展示の工夫は伊那市のジオパークにも応用できる内容で、参考になりました。
▽(2)北海道大学スマート農業教育
研究センター室内から屋外の畑にある大型トラクターを自由に遠隔操作する様子を視察しました。すでに農業機械は無人化が進んできていることを実感し、伊那市の未来の農業を考えさせられました。
■日本共産党[柳川広美・飯島光豊]
日本共産党伊那市議団では、議会報告の全戸配布や新聞折込みを行い、伊那市全域に配布しました。発行したのは、2024年8月号と、2025年春号です。
内容は、議会でのマイナ保険証の運用や、離婚後の共同親権制度の相談窓口の設置、認知症対策、伊那公園の空き地の活用、生活道路の交通安全等の一般質問を取り上げたほか、議会で選択的夫婦別姓制度の導入を国へ求める意見書が可決されたことを報告しました。
また、議会活動に使う書籍を3冊購入しました。
■公明党[湯澤武・篠塚みどり]
会派「公明党」は(1)「みらい伊那」との会派視察研修(2)会派公明党視察研修(3)書籍購入等を実施しました。
(1)会派視察研修では、「伊那市における不登校生徒と外国人数における夜間中学校の可能性」について研究するため、三豊市の高瀬中学校夜間学級を訪問しました。この夜間中学は全国初で学齢期の不登校生徒を受け入れて年齢や国籍を問わず学びの場を提供しています。夜間中学校立ち上げの検討委員に県外専門家を委嘱し、「夜間学級」を設置しました。伊那市の官民共創のまちづくり協議会のワーキンググループで活かしてまいります。
■日本維新の会[三石佳代]
日本維新の会は、佐久市へ行政視察を行い、デジタル人材育成、伴走型就業支援事業の詳細を教えていただきました。また長野県水産試験場佐久支場で公表している「佐久市における水田を活用した漁業、稲田フナ養殖」について、技術継承や人材育成の様子、必要となる環境条件、災害リスクなどの留意点をお聞きし、水産業について佐久鯉のブランド力やシンガポール輸出に至る経緯なども学びました。
こうした視察の詳細や中央行政組合議会議員としての活動などをまとめた市政報告を作成し市内全域に配布しました。
■屋内の子どもの遊び場について政策提言しました
社会委員会で所管事務調査を進めていた「屋内の子どもの遊び場」について、調査内容を政策提言としてまとめ、3月21日に市長へ届けました。