- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年12月号
■市民生活を守る取り組み
緊急銃猟に係る現地研修会を開催
11月7日、環境省による「緊急銃猟に係る現地研修会」が長峰スポーツ公園内で実施されました。
緊急銃猟とは、クマやイノシシ(成獣のみ)が人の生活圏に侵入し、人身被害の恐れが高まった場合に、市町村長の判断により生活圏内(市街地など)で猟銃を使用した捕獲を認める制度で、同研修会は、緊急銃猟の円滑な運用と安全確保を目的としています。
当日は、鳥獣被害対策実施隊員をはじめ、飯山警察署、北信地域振興局、市役所森林農地整備課の職員19名が参加しました。また、県内では初開催ということもあり、県内外から自治体職員や猟友会関係者など約130名が見学に訪れました。
研修会では、緊急銃猟に係る安全確保の方法、実施条件、手順についての机上訓練が行われたほか、実地訓練では農地にクマが出没したという想定のもと、対策本部の設置や関係機関との連携などの確認が行われました。
■飯山市議会11月臨時会
市営飯山シャンツェ整備提案は一部を除き可決
11月13日、飯山市議会11月臨時会が開会となり、9月議会で「検討が不十分」として否決された、国民スポーツ大会開催に向けた市営飯山シャンツェのノーマルヒルジャンプ台改修(アプローチのアイストラック化、ランディングバーンの人工芝化等)に係る補正予算案について、9回におよぶ第82回国民スポーツ大会調査・研究特別委員会での協議を踏まえ、江沢市長から再提案されました。
議会冒頭で江沢市長は、「国スポ開催を引き受けたからには、安全かつ公平な競技が実施できるよう準備する責務がある。臨時会が最終的リミットであることをご理解いただきたい」とあいさつしました。
今回提案の補正予算案は、9月議会で否決となった13億6810万円から、工事の工法変更により5010万円減額の13億1800万円として再提案したものです。採決の結果、役員の負担軽減と公平な競技実施のためにアイストラック等の整備は必要と認められる一方で、ランディングバーン等の人工芝化は、整備後の経費的負担や、施設の後利用に関する検討が不十分であるとし、人工芝化に係る部分を減額した総額9億6900万円とする修正案が、賛成多数で可決となりました。
・市営飯山シャンツェ整備事業費の推移

■千曲川・花の里山風景街道(フラワーロード・ガーデン事業)
日本風景街道優秀活動賞を受賞
11月13日、「千曲川・花の里山風景街道(フラワーロード・ガーデン事業)」が「日本風景街道優秀活動賞(観光振興への寄与部門)」を受賞し、表彰状伝達式が市役所で行われました。
「千曲川・花の里山風景街道(フラワーロード・ガーデン事業)」は、国道117号線沿いのフラワーロードの植栽・管理を市民や市内企業・団体の協力により行う取り組みです。特に、多くの市民が継続的に参加していることが高く評価され、今回受賞に至りました。
伝達式では、国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所 小松輝夫副所長から、受賞団体を代表して飯山市区長会協議会の手塚宏之会長に表彰状を手渡しました。
■明治安田生命保険相互会社 長野支社から寄付金
11月17日、飯山市と「健康増進に関する連携協定」を締結している明治安田生命保険相互会社 長野支社の「私の地元応援募金」贈呈式を飯山市役所で行いました。
同社は、「つながり」「ふれあい」「ささえあい」の機会を創出し、豊かな社会づくりに貢献する「地元の元気プロジェクト」に取り組んでおり、地域住民の健康づくりや暮らしの充実に向けた自治体等との協働として、寄付活動を全国的に実施しています。その取り組みの一環として、今回、寄付金100万8400円を寄付いただきました。
なお、この寄附金は「次世代育成のため市営飯山シャンツェ整備に役立てていただきたい」という同社からの申し出を受け、市営飯山シャンツェ整備に活用される予定です。
■ららぽーと甲子園店(兵庫県)で飯山の魅力をPR
「信州いいやまイイとこどり飯(いい)もの直売便」を開催
昨年に続き2回目となる、飯山市特産品PRイベント「信州いいやまイイとこどり飯(いい)もの直売便」を、11月14日から16日までの3日間、兵庫県西宮市の大型商業施設「ららぽーと甲子園」にて開催しました。
このイベントは、信州をコンセプトに、関西圏域で13店舗のカフェレストランを展開する「上高地あずさ珈琲」と連携し、信州「いいやま」の認知度向上と、関西圏域の皆様との交流拡大を目的に開催されたものです。
イベント期間中は、特産品であるお米、きのこ、りんご、そば、野沢菜漬け、そして伝統工芸品などの販売を行ったほか、長ネギのつかみ取りや新米おにぎりの振る舞いも実施しました。おかげさまで3日間で2500人もの大変多くの方に足を運んでいただき、イベントは大盛況となりました。
江沢市長によるトップセールスや、アルクマ・雪ん子のグリーティングも行われ、成功裏に終了し、施設側からは継続的な開催のオファーをいただくことができました。
