文化 《シリーズ》〜小菅の里及び小菅山の文化的景観〜

■小菅の柱松行事
7月20日(日)、小菅で「小菅の柱松行事」(重要無形民俗文化財)が開催されます。小菅では「松子(まつこ)」と呼ばれるこの祭りは、かつては毎年7月15日に行われていましたが、昭和43年(1968)以降は3年に一度執り行われるようになり、平成元年(1989)からは7月中旬の日曜日に行われています。
祭りの一週間前から始まる準備では、集落内に大灯篭や大幟などを立て、高さ約4m、直径約1.2メートルの柱松2本が小菅のほか針田、関沢集落の方たちによって作られ講堂前に立てられます。これらの準備が整うと集落の景観が一変します。
祭り当日は、祭りの役者等による荘厳な行列や神輿を担いで急な階段を下りる神輿渡御(みこしとぎょ)、そして祭りのクライマックスとなる柱松点火などが行われます。伝統を色濃く残す小菅の柱松行事は見応え満載の祭りです。