- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県山形村
- 広報紙名 : 広報やまがた 令和7年11月号
村田 千春 隊員
(観光振興)
こんにちは。地域おこし協力隊の村田です。秋が一瞬で終わってすっかり寒くなり、農業体験やお米づくりもひと段落しました。「宿泊施設の立ち上げ」に向けて空き家を探しているのですが、なかなかご縁がなく苦戦中です。チラシを作ったので、村内に掲示できたらいいなと思っています。
■農業体験「ふらっと畑やってみ隊」・村田農園
ねぎの収穫と畑の片付け・耕運作業で10月に最終回を迎えました。回を重ねるごとに隊員同士の距離もぐっと近づき、イベントなどで顔を合わせると「また会ったね!」と笑い合える関係に。そんなつながりができたことが何より嬉しく思います。中には自分で畑を借りて野菜作りを始めた方もいて、開催してよかったなとしみじみ感じました。同時に村田農園も耕作して感じたのは、機械を持たずに始める難しさと、一人で管理する大変さ。でも、自分で育てた野菜の美味しさや達成感は格別で、難しさも含めてとても勉強になりました。
■お米づくり
稲刈りは雨に悩まされ3回に分けて行ないました。ぬかるんだ田んぼで役場職員の方にも手刈りを体験していただき、「楽しかったです!」との声が本当に嬉しかったです。楽しいんです!もっと多くの方に体験してもらいたいと改めて感じました。残りの2回は、課長と先輩の幸地隊員・役場職員の方にお手伝いいただきました。バインダーで7畝の田んぼを刈り取るのは想像以上に大変で、時間も体力も使いました。作業自体は面白く楽しいのですが、体力とやり方は今後の課題です。
■宿を創りたい
協力隊の活動も残り1年ほど。お宿開業に向けて本格的に取り組みます。私の目標は「宿を通して村の魅力を伝え、ファンをつくり、村を元気にすること」。訪れた人が山形村っていいな!と思ってくれたら、きっと住んでいる皆さんにも改めて村の良さを感じてもらえるはず。お米づくりや農業体験を通して土地の力やはざかけ米など、村ならではの魅力を改めて実感しました。こうした魅力を体験できる「村をまるごと味わう宿」を目指します。たとえばー
・村内の事業者さんにアメニティを依頼し、村のものに囲まれる宿
・お店を持たない方でも出店できるレンタルスペース
・じじばばから昔の手仕事や遊びを教わる体験
・村内シェフによる限定コース料理や地元飲食店からのデリバリー
“人・モノ・コト”が宿を通じてつながり、経済が循環するような場所を作りたいです。まずはその拠点となる物件を探しています。興味を持ってくださった方・空き家情報などぜひお声がけください!
