くらし 馬曲温泉 望郷の湯 現運営事業者による営業終了

令和6年4月にリニューアルオープンした馬曲温泉ですが、11月24日をもって現在の運営事業者による営業を終了しました。これに合わせて、11月22日から24日の3日間、メモリアルイベントが開催されました。

◆3日間のメモリアルイベント
期間中は、きのこ汁の振る舞いをはじめ、日替わりのキッチンカー、手作り雑貨の販売、ワークショップ、木工体験など、多彩な催しが行われました。営業終了のお知らせを聞きつけ、全国各地から多くのファンが訪れました。

◆営業終了セレモニー
最終日24日夕方、テラスにてセレモニーが行われました。
日䑓村長がこれまでの支援や協力に感謝の意を述べるとともに、「馬曲温泉の魅力と再開への思い」をまとめた、製作中のメモリアル冊子が村長に贈呈されました。

◆営業終了に至った経過
▽利用者低迷と燃料コスト削減の検討
利用者数は平成6年度の約26万人をピークに減少し、令和元年度以降は5万人を下回っています。令和6年に現在の事業者が運営を始めましたが、利用者は約2万8千人と目標を下回り低迷が続いていました。
さらに、燃料費などの運営コストも物価高騰の影響で増加し、燃料費は令和元年度の1.6倍の約1,600万円になりました。
このため、運営を一番圧迫している燃料費の削減と効率向上を目的に、循環ろ過に加温ボイラーを併設する改修工事を検討。改修工事にかかる概算費用は1億3千万円です。

▽内湯閉鎖と建物調査の結果
令和7年3月、内湯棟の天井の梁が腐食により崩落したため、村では建物全体の点検調査を行いました。
調査の結果、受付や休憩スペースがある本館以外の内湯棟、いこいの家、露天脱衣所、梨の木荘で屋根の劣化や柱や床の傾きなどが確認されました。
これらの施設を使用し続けるためには、大規模な改修や建て替えが必要とわかり、解体撤去を行い新たな施設整備を検討することになりました。建物解体のみにかかる概算費用は3,500万円です。

▽財政支援による運営継続
施設整備の検討をはじめた令和7年6月、運営事業者から利用者減少と運営費高騰により、現状のままでは運営が続けられない旨の協議がありました。
村では施設整備や追加の運営補助金が必要と判断し、村議会への報告、協議を重ね、9月議会に令和7年度の追加運営補助金1,000万円を盛った補正予算案を提出しましたが、当面3か月の補助金として500万円に減額されました。
この結果を受け、事業者と協議した結果、現事業者による営業を11月24日で終了することとなりました。

◆馬曲温泉の今後
馬曲温泉の今後の方向性を村民の皆さんの意見を伺いながら検討するために、村民説明会および意見募集を行いました。あわせて、サウンディング型市場調査を行い、民間企業の方から幅広い意見を聴取し、今後の方針検討の基礎資料としていきます。(下記表参照)

▽サウンディング型市場調査とは
事業を検討する段階で、民間企業と直接話し合いながら意見や新しいアイデアを集める方法のこと。