くらし 年頭のごあいさつ
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- 自治体名 : 長野県木島平村
- 広報紙名 : 広報きじま平 令和8年1月号
木島平村長 日䑓正博
明けましておめでとうございます。村民の皆様には清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
◆節目の年を振り返って
昨年は村制施行70周年、東京都調布市との姉妹都市盟約40周年という節目の年でした。夏まつりや村民祭を始めとする多くのイベントでは、たくさんの村民の皆さんのご協力とご参加をいただき、大変ありがとうございました。
気候面では、夏の猛暑と雨不足の後、比較的早い11月の初雪や、その後の異常高温など、変動の激しい年でした。村周辺では大規模災害などなく穏やかな年となりましたが、交流のある東京都八丈町では台風被害に見舞われ、いまだに復興の半ばです。皆様から頂いたご寄付は新年早々に八丈町へ届ける予定です。
◆米の村木島平
猛暑という厳しい農業環境の中でも、米の生産は質・量ともに順調に推移しました。昨年末に行われた第27回米・食味分析鑑定コンクール国際大会では18年連続の入賞に加え、過去10回の金賞受賞から全国3例目の「ワールドライスアワードゴールド10」の認定を木島平米ブランド研究会が受けました。
毎年5千点を超える出品の中で最上位の金賞を受賞することは大変価値があり、「旨い米の木島平村」というブランド力がさらに高まりました。これは恵まれた自然環境と米農家の皆様の努力が積み重なったお陰と感謝申し上げます。今後は米に限らず他の農産物や木島平村そのもののブランド化につなげていきたいと考えています。
◆第7次総合振興計画
令和7年度から始まった第7次総合振興計画では、「少子化対策」、「住み続けたい村」、「魅力発信」、「デジタル化推進」を最重点課題としています。人口減少と少子化が進む中、出生率の向上と若者の定住促進は最優先で取り組まなければなりません。安心して暮らせる子育て環境を充実させ、若者が住み続けたいと思える村にすることが重要です。その魅力を効果的に情報発信し、新たな若者の呼び込みにも取り組みます。
また、住宅環境の整備も必要で、昨年から村営賃貸住宅の建設を進めており、今年は新たな分譲地の整備も計画しています。
高齢化や人口減少に伴い増加している空き家を、資源として活用する必要もあります。最近は、移住希望者からの空き家バンクへの申込みも多く、登録物件が不足しています。補助制度もありますので、空き家の所有者の皆さんは早めにご相談のうえ、登録をお願いします。
さらに、最近はキャッシュレスやAIの普及など、急速に進むデジタル化に対応し、地方にいても快適で迅速なサービスが受けられる環境整備も必要不可欠になっています。
◆観光施設の現状と今後
馬曲温泉は、利用者減少に加え、源泉から湯を汲み上げる揚湯ポンプの電気料や温泉水を加温するための燃料費の高騰などで経営維持が困難になり、昨年11月に営業を中止しました。民間事業者からの活用提案を募集し、今後参考にしながら新たな運営者を再募集する予定です。年度内に将来の方向性を決定したいと考えています。
道の駅ファームス木島平は、大規模改修案が村民の理解を得られませんでしたが、マルシェホールなど建物西側は雨漏りするなど老朽化し、冬期間は閉鎖している状況です。そのため、早めに解体撤去しなければなりません。一方で、農業振興公社や観光振興局が中心となり、下高井農林高校と連携したイベントや家族連れを対象にしたイベントなどで利用客が増加し、東側を中心とした米や特産品の販売や飲食店の売上げが伸びています。観光客や村民が集う賑わいの拠点としてだけでなく、村の農産物や加工品などのPRや販売拠点としての機能は、充実する必要があると考えています。
国外では、ロシアのウクライナ侵攻、ガザ地区の紛争など混乱が続き、近隣諸国との外交関係などが資源の調達や観光など国民生活に大きな影響を与える難しい局面になっています。
一方、国内では初の女性総理が誕生し、「責任ある積極財政」へと変わりましたが、円安や人手不足などによる日用品や食料品、資材の高騰が続いています。国の物価高対策の重点支援交付金を活用し、生活支援や村内消費拡大対策は、できるだけ早めに実施したいと考えています。
令和8年が村民の皆様にとって健康で希望に満ちた一年となり、村とともに馬の如く大きく飛躍する年となることを願い、年頭のあいさつとします。
