くらし 令和八年 年頭の挨拶

■栄村長 宮川 幹雄

あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、清々しく希望に満ちた新春をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。日頃より村政にお寄せいただいている温かいご支援とご協力に深く感謝を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、昨年は森地区でも4mに迫る久しぶりの大雪となり、道路除雪や家屋の雪堀り、道踏みに携わっていただいた皆様には、多大なるご苦労をいただきました。4月には村の議会議員選挙がありましたが、20年ぶりの無投票となり、10名の議員が決まりました。また、夏場は6月からの暑さに加え、7月には雨がほとんど降らない日が続き、水田に給水車が出動する事態にもなりましたが、幸い水稲の作柄は、大きな影響を受けることなく、本当に良かったと思います。そうした中で、高騰したコメ価格がこれからどうなっていくのか不透明ですが、農家の皆様が作付けに不安を持つようなことがあってはなりません。日本の食料供給は、地域農家の安定がなければさらに心細くなります。
また、物価高騰も収まる気配を見せず、食料品をはじめ日常生活用品から農業資材まで、家計や経営を圧迫しています。ガソリン、軽油の価格が確実に下がることは、誠にうれしい限りでありますが、それでも以前よりはかなり高い状態です。国の経済対策による「重点支援地方交付金」等についても、議会と調整し、村民の皆様の生活支援にできる限り早く繋がるよう努めてまいります。
そして昨秋は、道づくり全国大会や全国砂防促進大会など、国や県に直接、村の窮状と要望を訴える機会が多くありました。千曲川の国直轄管理など、一筋縄ではいかない課題もございますが、粘り強く声を上げ続けることが大事だと思っています。
国道405号の整備促進や未供用区間の解消、村道鳥甲線の整備、信濃川水系緊急治水プロジェクトの推進、豪雪地帯におけるインフラ整備の重要性など、要望する事項は多様でありますが、小さな村でも自主的・自律的な施策が展開できる「持続可能な地域づくり」を目指してまいります。
また、本年は村政施行70周年を迎える節目の年でもあります。先人たちが築き上げてきた歴史を振り返りながら、これから10年先を見据え、社会の急激な変化に柔軟かつ迅速に対応できる村づくりを目指したい思いであります。
南海トラフ地震や大型台風、大規模火災など、いつ起こるかわからない自然災害に強い村づくりや、熊の襲撃なども含めた鳥獣被害への対策は大きな課題です。集落周辺の里山の整備を進め、ライフラインの保全とともに、安全に暮らせる環境の整備に努めます。また、秋山郷の観光振興や、小赤沢給油所の機能強化、農業経営の安定と継続への支援強化、新たな企業の立ち上げ支援など、村の活力を生み出す施策を継続します。移住定住対策として、空き家情報、移住環境等の発信に努めること、福祉に関しては、社会福祉協議会や地域包括支援センターの活動が、村民の皆様からさらに頼れる存在となるよう努めてまいります。
そして本年、いよいよ栄村義務教育学校が開校いたします。小中学校を統合した新たな学びの形は、全国からも注目されながら、村民の皆様、子どもたち、みんなで作り上げる学校です。これからの栄村の大きな希望として、村政施行70周年という節目にふさわしいスタートとなるよう願っています。結びに、本年が皆様にとって明るく希望に満ちた年となりますよう、また皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

令和8年 元旦