くらし 令和8年4月から水道料金・下水道使用料が変わります

岐南町の水道事業は、安心・安全な水の提供のために水道管の耐震化や老朽化した施設の更新などに取り組んでまいりました。しかし、人口減少や節水型機器の普及により水需要は減少傾向にあり、料金収入の増加が見込めない一方、水道施設の更新費用が増加する見込みです。
下水道事業においては、これまでの生活環境の向上、公共用水域の水質保全を目的として下水道管の布設を進めてきました。今後は、老朽化、地震対策に多額の事業費が必要になります。
将来にわたって安心・安全で安定した上下水道サービスを提供するためには、持続可能な財政基盤の構築が不可欠であり、この度料金改定を実施させていただくこととなりました。
皆さまには、ご負担をお願いすることになりますが、ご理解とご協力をお願いします。

◆改定後の水道料金表〔2か月(1期)分 ※税抜〕

◆改定後の下水道使用料〔2か月(1期)分 ※税抜〕

◆料金計算例 メーター口径13mm、2か月(1期)の使用量が40立方メートルの場合
◇水道
(基本料金+(使用水量-20立方メートル)×超過料金+量水器使用料)×消費税=請求金額
(1,600円+(40立方メートル-20立方メートル)×100円+200円)×1.1=4,180円
1立方メートルあたり 104.5円

◇下水道
(基本使用料+(排除量-20立方メートル)×超過使用料)×消費税=請求金額
(2,600円+(40立方メートル-20立方メートル)×150円)×1.1=6,160円
1立方メートルあたり 154円

◆メーター口径13mm(水道使用、下水道使用) (税込)

◆新料金の適用時期
・偶数月検針の場合…6月検針(7月請求分から)
・奇数月検針の場合…7月検針(8月請求分から)
※令和8年4月1日以降に新たに使用する方は、初回から改定後の料金単価となります。

◆上下水道事業の経営の現状と課題
今後、人口減少により水需要は減少し続けると予想され、それに伴い水道事業の料金収入および下水道事業の使用料収入の減少が見込まれています。さらに、近年の物価高騰などに伴う水を供給するために必要な費用、下水処理費用、建設工事費の増加などの事業運営に与える影響が懸念されます。
高度成長期に整備した施設などの更新時期の到来により、老朽化した施設の更新や耐震化に多額の費用が必要となり、現行の料金・使用料水準を前提とした財政予測では、財源不足により計画的な建設改良工事の実施が困難となる見込みです。また、地方公営企業法により独立採算制が強く求められる中、下水道事業では不足する収入を一般会計から繰り入れているのが現状です。
課題としては、水道事業、下水道事業ともに老朽化、耐震化に備えた改良工事を行うための財源の確保、下水道事業は、一般会計の繰り入れに代わる収入不足解消が必要です。

◇水道料金・下水道使用料はどのように決められたの?
上下水道事業の経営の現状と課題を踏まえて「岐南町上下水道事業経営審議会」で上下水道事業が健全な経営を持続していくための施策について、複数の試算ケースを比較考量しながら4回にわたり慎重な審議を行いました。

◇水道料金、下水道使用料改定後の比較
2か月当たりの水道料金、下水道使用料(口径13mm、40立方メートル使用した場合)を木曽川右岸流域下水道事業関連市町で比較しました。

(税抜)

問合せ:上下水道課
【電話】247-1371