くらし 令和7年度予算のあらまし

~清流木曽川に抱かれた『豊かさ』と『やすらぎ』あふれる創造文化都市実現のために~

令和7年度は、「さらなる自治体DXの推進」「魅力向上とにぎわい創出」「こども政策の充実」「安心安全なまちづくり」に取り組みます。特にDXでは「地方行政における課題解決の手段」に位置づけ、住民サービスの向上と業務の効率化の“2頭立て”で、自治体DXのトップランナーを目指します。
町民ファーストの視点で「選択」と「集中」を徹底し、町民の皆さんに「笠松町に生まれてよかった、住んでよかった」と実感していただける、持続可能なまちづくりを実現します。

■予算総額
一般会計 84億6,600万円
対前年度比較 9億2,600万円増(+12.28%)
※特別会計、企業会計の予算総額は、町ホームページをご覧ください。

■主要事業
▽1.進化する行政、DXで地域を豊かに!
・LINEによるオンライン窓口システム導入 587万円
誰にとっても使いやすく、住民に寄り添った行政窓口を開設するため、個人認証が可能なLINEによるオンライン窓口システムを導入するとともに、数多くあるオンライン申請の入口を一本化し、誰もが迷わずに操作できるよう住民サービスの向上を図ります。

・CIO補佐官の導入 900万円
自治体AIの活用方策を探るべく「DX推進担当マネージャー」、「自治体AI活用アドバイザー」を登用し、DX推進計画の策定、更なるDX推進に向けた事務事業のBPR、LINEを活用したオンライン申請基盤の確立・事業のスタート、自治体窓口DXSaaS(書かない窓口)、窓口ワンストップ化の導入に繋げます。

▽2.まちの魅力を再発見、未来につなぐにぎわいへ!
・企業版ふるさと納税活用型CSO地域課題解決支援 300万円
企業版ふるさと納税を活用してCSOが実施する地域課題の解決に繋がる事業を支援し、町とCSOが共創して課題解決力や魅力の向上に取り組みます。 令和7年度は、「岐阜工業高校魅力UP事業」をはじめ、様々なCSOと連携して地域課題の解決を図ります。

・町のプロモーション情報の発信力を強化 492万円
町のSNS公式アカウントでのイベントや観光情報の発信に加え、令和6年秋から公式TikTokアカウントでのショート動画による情報発信を開始し、若い世代に向けた町の魅力発信を継続します。
また、映像作品を活用した地域振興やシビックプライド醸成を図るロケ誘致を実現するため、映像関係者などへのトップセールスを実施します。

▽3.未来を創る、こどもたちの笑顔と共に!
・こども家庭センターの開設 1,050万円
母子保健拠点である「子育て世代包括支援センター」と児童福祉機能である「子ども家庭総合支援拠点」の組織を見直し、全ての妊産婦・子育て世帯・こどもに一体的に相談支援を行うため、新たに「こども家庭センター」を設置します。
※こども家庭センターの詳細は、6ページをご覧ください。

・教室照明のLED化、学校玄関に防犯カメラを設置 1,508万円
小中学校の教室照明に光の質や機能性に優れたLED照明を導入し、安定した明るい教室を維持するため、令和7年度は笠松中学校を整備します。
また、全国的に学校に不審者が侵入する事案が発生していることを踏まえ、小中学校の玄関に防犯カメラを設置し、平時の防犯対策を強化することで児童生徒の安全を守ります。

・学校給食費の値上げを抑制 2,364万円(町で負担する額)
物価高騰により、学校給食で使用する食材についても値上がりが生じており、これまでの給食費では、十分な栄養や量を確保した給食を提供することが難しくなっていますが、食材の値上げ分に対する費用を町が負担し、学校給食費を値上げせずに、栄養のバランスや量を保ったおいしい給食を提供できるよう努めます。

・子ども医療費助成対象を拡大 1億2,338万円
子育て家庭への経済的支援や子育てしやすい環境づくりを一層推進するため、子どもに対する医療費助成の対象年齢を、これまでの中学生世代(15歳年度末)までから、高校生世代(18歳年度末)までに拡大します。

▽4.ともに創る、ずっと住みたい安全のまちを!
・防災行政無線戸別受信機のデジタル化 4,063万円
現在の防災行政無線戸別受信機は、平成9年の無線放送開始からアナログ無線機を使用していますが、老朽化による放送の継続停止が懸念されています。災害時などに、停電や携帯電話などの通信障害が発生した場合にも、最低限の情報を発信できるよう、令和7年度は再送信子局2局と親局のデジタル化を実施します。

・便利で安全、快適な道路整備 8,626万円
羽島用水パイプライン上部利用整備を継続実施するとともに、雨天時でも水はけが良く、スリップしにくい安全な道路、排水性を高める改修を実施し、長寿命化を図ります。