- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県養老町
- 広報紙名 : 広報養老 2025年7月号
5月17日(土)・18日(日)の2日間、高田商店街において西美濃地域における春祭りの最後を飾る高田祭が盛大に開催されました。たくさんの露店が立ち並ぶ中、3台のやまが曳きそろえられ、高田商店街一帯は多くの人で賑わいました。
高田祭は、まちの防災や防火を愛宕神社に祈願する行事として、江戸時代宝暦9年(1759年)から260年以上続く伝統的なお祭りです。祭事において披露される西町の「猩々やま(しょうじょうやま)」、東町の「林和靖やま(りんわせいやま)」、下川原の「神楽獅子やま(かぐらししやま)」の各やまは、岐阜県重要有形民俗文化財に指定されています。試樂(1日目)では、朝から降り続いていた雨も夕方にはあがり、宵やまの曳行(えいこう)が無事に実施され、提灯やぼんぼりに明かりを灯した各やまが商店街を悠然と練り歩きました。かけ声とともに堂々と進む姿からは風情が感じられ、見る人たちの心を打ちました。
本樂(2日目)には、愛宕神社前で各やまによる奉芸が披露された後、愛宕神社から御旅所の間で奉納される神幸の儀と還幸の儀が執り行われ、祭を締めくくりました。
※「猩々やま」「林和靖やま」「神楽獅子やま」「各やま」「宵やま」の「やま」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。