健康 健康だより

■今月の健康コラム
ービタミンCの役割ー
皆さんは、最近なんとなくやる気が出ない、体がだるい、集中力が落ちたなど体の不調が出始めていませんか?4月に新年度を迎え、大きな環境の変化に伴う心身の負担や、ゴールデンウィークが明けたこの時期にどっと現れる、いわゆる「5月病」の恐れが…。
ストレスを溜めず心と体をスッキリしたい!そんな時はビタミンCを摂って体の調子を整えましょう!

◇そもそもビタミンCとは何か?
別名アスコルビン酸とも言います。ビタミンCは皮膚や軟骨など結合組織を構成するコラーゲンというたんぱく質の合成に不可欠なビタミンです。
[ビタミンCの主な働き]
1.抗ストレスホルモンを合成し、ストレスの抑制・自律神経安定効果
2.白血球の働きを高めて免疫力アップ
3.コラーゲンを合成し、シミの原因となるメラニン色素を抑えて美肌効果
4.鉄の吸収率を高め貧血予防・改善効果
5.抗酸化作用で生活習慣病予防
6.骨粗鬆症予防
7.発がん性物質の形成抑制で抗ガン作用
ビタミンCは欠乏すると、毛細血管がもろくなり、歯茎や皮下から出血すると言った「壊血病」という症状がおこります。大航海時代、長期間にわたる航海で新鮮な果物や野菜が摂取できなかったため多くの船員が壊血病で亡くなりました。
過剰に摂取しても尿として体の外へ排出されるため、体に蓄積されることはありません。ビタミンCは多くの動物は体内で作り出すことができますが、人の体内では合成できない物質になるため継続的に摂取しなければなりません。不足すると疲れやすくなる、肌が荒れるなど様々な体の不調が出現します。またビタミンCを摂り過ぎた過剰症は認められていないため、こまめに摂取しましょう。

◇ビタミンCが含まれる食材
ビタミンCは、水に溶けやすく熱に弱い性質なため、ビタミンCを多く含む食材を調理する時は、なるべく水にさらさず、火を入れ過ぎないことがポイントです。3分以上茹でるとビタミンCは半減します。じゃが芋やさつま芋はビタミンCがでんぷんで保護されているため、調理後もほとんど分解されずに残ります。購入後は時間が経つにつれておいしさも栄養分も減ってしまうため、手早く調理して食べましょう。
同じ野菜でも旬の時期のものは、ビタミンCがたっぷり含まれています。また捨ててしまいがちな野菜の外側の葉や芯の部分にはビタミンCが多く含まれています。
ストレス軽減のために、ビタミンCと合わせて摂取すると良い栄養素は、ビタミンE・トリプトファン・ビタミンB群です。ビタミンEはアスパラやモロヘイヤ、トリプトファンは豆腐や大豆製品、ビタミンB群はナッツ類に多く含まれているので、摂取するようにしましょう。
ビタミンC1日の摂取推奨量:15歳以上男女ともに100mg

赤パプリカ1個(150g):255mg
ブロッコリー(150g):160mg
キャベツ1/4玉(250g):102mg
キウイフルーツ1個(100g):69mg
レモン1個(100g):50mg
いちご5粒(75g):47mg

■健康カレンダー

《健康相談》
◇乳幼児・成人健康相談
6月6日(金)午前9時30分~11時 生きがい健康センター
6月20日(金)午前9時30分~11時 神渕コミュニティーセンター
乳幼児:身体測定、育児相談
成人:血圧測定、尿検査、体脂肪測定
保健師、管理栄養士が相談に応じます。
★個別予約制で実施します。生きがい健康センターまでご連絡ください。

◇母子健康手帳交付
個別予約制で実施します。健康福祉課健康係(生きがい健康センター内)までご連絡ください。
所要時間は、1時間から1時間30分です。
(持ち物)
(1)妊娠届出書
(2)マイナンバーカード(通知カードの方は運転免許証または保険証等、身分を証明できるもの)

《教室》
◇あそびの教室
6月18日(水)午前10時~11時15分 木の国七宗コミュニティーセンター
対象者:乳幼児

◎ご不明な点は、下記までお問い合わせください。

問い合わせ:七宗町役場健康福祉課健康係(生きがい健康センター内)
【電話】48-1112【FAX】48-1360