- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年12月号
「リトアニア共和国八百津町町民海外派遣事業」は、八百津町合併70周年、杉原千畝記念館開館25周年の節目にあたり、本町の友好交流都市であるリトアニア共和国カウナス市に八百津町民を派遣するものです。杉原千畝氏の人道精神を学び、リトアニア文化への理解を深めることで、町とカウナス市との絆をより一層深化することを目的に実施しました。
また、国が大阪・関西万博の参加国と地域の相互交流を後押しし、交流相手国と継続的に交流していくための事業に対し支援を行う「万博国際交流プログラム登録事業」としても本事業を実施しています。旅の軌跡および、下記のとおり町長からの成果報告をお伝えいたします。
期間:9月29日(月)から10月6日(月)
※参加者一覧につきましては本紙をご覧ください。
■1日目
9月29日:出国
出発式後、午後8時30分に中部国際空港を発ち、フィンランドを経由してリトアニア・ヴィリニュスへ。
現地時間9月30日の午前9時15分に到着しました。
■2日目
9月30日:ヴィリニュス市にて
在リトアニア日本国大使館へ表敬訪問。清水日本国在リトアニア全権特命大使に面会の機会をたまわり、カウナス市との友好交流にもとづく当該事業の趣旨を説明。その後、市内視察として夜明けの門・ヴィリニュス大学・王宮・大聖堂などを訪れました。
■3日目
10月1日:トラカイ地方~カウナス市
湖上に浮かぶトラカイ城を視察しました。その後、カウナス市の杉原記念館を公式訪問。長年にわたり友好交流の橋渡し役を担っていただいているサカリエネプロジェクトマネージャーに町長から感謝状を贈呈しました。旧市役所迎賓会場に移動し、カウナス市主催の歓迎会に出席。マティヨシャイティス市長に感謝状を贈呈しました。市の現状や今後の展望についての説明を拝聴し、発展し続けるカウナス市の力強い可能性を感じました。市内の視察では、カウナス駅の杉原千畝氏の銘板を見学しました。
■4日目
10月2日:アレクソータス地区
ケーブルカーでアレクソータスの丘へ。展望台を視察しました。その後、中学生海外派遣事業でもお世話になったドブケヴィチュウス学校を訪問。子どもたちの『君が明日と呼ぶものを』の合唱や、民族衣装をまとった地区民による楽器の演奏で温かく出迎えてくれました。アレクソータス地区のみなさまとの交流会を行い、ヴィルシリエネ校長先生とナヴィツキエネ地区長へ感謝状を贈呈しました。音楽・ダンスを通して言葉の壁を越えた温かな交流が生まれ、忘れられない思い出になりました。
■5日目
10月3日:ズーキヤ地方
メルキネ古墳や、ズーキヤ民俗村ゼルヴィノスの視察へ向かいました。ズーキヤ地方の民族料理、クゲリス(ジャガイモのグラタンのような料理)を昼食にいただきました。その後、デュオバイテカウナス市国際交流部長同行のもと、養蜂場の見学や森の散策などを行いました。
■6日目
10月4日:クライペダ~パランガ地区
クライペダ市内を視察し、劇場広場、小リトアニア歴史博物館、クルシュ砂州などを訪れました。その後、パランガの琥珀博物館を見学。煌びやかで目を引かれる装飾品の展示や、琥珀で作られた肖像を観覧しました。
■7日目
10月5日:ダルベナイ~ラトビア・リガ
最終日は、ヨーロッパ最大級の日本庭園サモギティアを視察後、シャウレイの十字架の丘へ。その後はバスでラトビア共和国へ入国し、ルンダーレ宮殿を見学後、リガ空港へと向かいました。現地時間午後10時に発ち、フィンランドを経由して日本へと帰国。中部国際空港へは6日の午後7時35分に到着となりました。
■成果報告
八百津町はカウナス市と今日まで、中学生海外派遣事業、保育園同士の映像による親交や小中学校同士の絵画による交流を行ってきました。カウナス市からはカウナス工科大学フォークダンスチームやカウナス市の合唱団が、ストリートフェスティバルにカジュカス(お祭り)と銘打って参加くださるなどの来町交流公演事業などを通して、これまで培ってきた知見がますます共有できました。
カウナス市では20名の訪問団のみなさまと友好交流関係を再確認するとともに、カウナス市民との有意義な意見交換、そして参加してくださった町民のみなさまとともにカウナス市との友好関係を築くこともでき、今後のさらなる関係強化について合意ができたことと思います。
終わりに、この度の「リトアニア共和国八百津町町民海外派遣事業」に参加くださいました20名の方々には、郷土の偉人「杉原千畝氏」の足跡を十分にご理解していただき、カウナスのまちをめぐっていただけたこと、そして、何より無事に交流事業を終了できましたこと、ご協力いただきましたことに心より感謝申し上げます。
八百津町長 金子政則
