- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年4月号
■令和7年度 八百津町小・中学校 教育の方針と重点
1.はじめに
『教育』は八百津の未来、国の未来を左右する根幹です。八百津町教育委員会は、「夢・志や人道の心をもって、たくましく、あたたかく、しなやかに、共に幸せな未来を拓く子どもを情熱をもって育てたいと願っています。
「人道のまち やおつ」は、これまで以上に地域・家庭・学校がより深く連携し、ともに手を取り合って協働することで、未来の町を切り拓いていきます。『教育』の充実が、町の発展の一助となることを心から願っています。
2.学校教育で大切にすること
○夢・志をいだいて、たくましく生きる
子どもたちには、夢や志をもち、その実現に向けて挑み続けるたくましさを身につけさせたいです。それは、本当の意味での主体性であり、失敗の過程があっても結果が出るまで試行錯誤をあきらめない粘り強さでもあります。大きな夢・志は、日常の小さな体験から紡ぎだされることを大切にしていきます。
○人道の心をもち、真にあたたかく生きる
八百津町の偉人杉原千畝氏は多くの人の命を救い、その功績は今なお世界から称賛されています。自他の幸せを願い、他者の心の声に耳をかたむけ、多様性を認めながら、自己にきびしく、人にやさしく接することのできる、真のあたたかさを求めさせることを目指します。
○未来をしなやかに生きる
未来は予測不可能であり、時代の流れは猛烈に加速しています。未来を生き抜くためには「過去に倣う」から「未来を創る」への発想の転換が求められます。未来をふまえた学力とともに、挑戦する気持ちや失敗をも糧とする、折れないしなやかさを身につけさせていきます。
3.社会教育で大切にすること
○生きがいに満ちた人生を歩む町民
「学びやスポーツを楽しむ」「歴史や文化に親しむ」「芸術・文化を主体的に創造し、鑑賞する」など笑顔で取り組める環境づくりを目指します。
○未来を生き抜く子どもたちを育てる
子どもたちに「夢・志をもたせ、地域に貢献できる力」を育成するため、学校の教育活動の改善と共に、地域の中で大人との交流を深めることや子どもを見守る体制づくりに力を入れます。
○人権尊重の気風みなぎる町民
町民の誰もが人に優しい思いやりの心と、八百津町出身の杉原千畝氏の功績に誇りをもち『人道のまちやおつ』を実現します。
4.おわりに
「学校のための地域、地域のための学校」を合言葉に、地域学校協働活動、学校運営協議会(コミュニティースクール)を行っております。
地域のために、子どもたちのために、八百津町の未来のために、地域のみなさまのご理解とご協力をお願いします。