子育て 令和7年度 全国学力学習状況調査の結果(概要)のお知らせ

令和7年4月17日、文部科学省が児童・生徒への教育指導の充実等を目的に、全国一斉に学力学習状況調査を行いました。調査は小学6年生を対象に国語と算数と理科が、中学3年生を対象に国語と数学と理科が行われました。中学校の理科では、今回初めてオンライン形式での回答が実施されました。また、学習意欲や普段の暮らしぶり等に関する質問調査も、校種を問わずオンライン形式で実施されました。

◆村の小中学校の調査結果と考察(概要)
◇小学校では、「国語」は、全国の平均正答率とほぼ同じ水準でした。「算数」は、全国の平均正答率をやや下回り、「理科」は、全国の平均正答率とほぼ同じ水準でした。

◇中学校では、「国語」「数学」は、全国の平均正答率とほぼ同じ水準でした。「理科」は、全国の平均正答率をやや上回る結果となりました。

◇小・中学校共通(学力調査)
・無回答というケースが少なく、前向きに問題に向かい合っている様子がうかがえます。
・各教科の正答数のばらつきを表す数値(標準偏差)が小さく、個人差が見られませんでした。この結果は、少人数のメリットを活かし、一人ひとりの学習状況をきめ細かく把握していると考えられます。

◇質問調査
・「自分には、よいところがあると思う」の質問に、肯定的な回答の割合が8割を超えています。自己肯定感が高く、学校や家庭・地域で認められていると分析できます。一方、「学校に行くのは楽しいですか」の質問に対し、肯定的な回答をした割合は、全国平均をやや下回っています。安心して学校生活が送られるよう環境を整えることや児童生徒に意欲をもたせたりするなど、魅力のある学校づくりをしていく必要があります。
・「地域や社会をよくするために何かしてみたいと思いますか」に対し、「当てはまる」と答えた割合が9割を超え、全国平均を大きく上回っています。ふるさとを愛し、地域に貢献していきたいと願う傾向にあることが分析できます。
・授業におけるICT機器の利用が増え、文房具と同じように使いこなすことができるようになってきています。発達段階を考慮して活用しているため、中学生の活用率が高い傾向にあります。文章の入力、情報の収集についての質問では、全校平均を上回っています。

上記の結果を踏まえ、子ども達がすくすくと成長していける村づくりをさらに目指していくとともに、学校においては、一人一人の子どもに、学習状況の実態と改善に向けての助言を行っていきます。

※小中学校の児童生徒や保護者の皆さまには学校ごとの分析や、今後の取り組みに関する文書が配布されます。

問合せ:東白川村教育委員会
【電話】78-3111(内線410)