文化 かけがわこの人 The person of Kakegawa 132

西中学校3年 
佐々木 璃空(りく)さん
(秋葉路)

最近ハマっていることは、自宅のパソコンでゲームのプログラミングをすること。アクションゲームを自身で作っています。自分で好きなように作りこめることが魅力で、それが囲碁にも似ていると感じています。

■想像力で楽しむ、囲碁の世界
黒と白の碁石を盤上の線や点に沿って石を置き、自分の領域を広げ戦略的に勝利を目指す囲碁。そんな囲碁に魅せられ、日々練習に励んでいるのが佐々木璃空さんです。
小学2年生ごろ父に勧められたのがきっかけ。毎週土曜日は掛川囲碁同好会で講師と対局、毎週日曜日は浜松市内でプロの棋士から指導を受け、自宅では毎晩詰碁やインターネットでオンライン対局をするなど、毎日囲碁に触れています。さらに、囲碁を打ちながらできるカードゲームの開発などもしている佐々木さん。そんな囲碁について「好きなところに碁石を打てる自由度の高さが魅力。想像力が豊かになり、視野が広まるのが楽しい」と笑顔をみせます。
小学5年生からは県大会に出始め、中学1、2年で県大会優勝を果たしました。普段の練習相手に同年代の棋士がいないこともあり、「大会出場のたびに同年代の子と囲碁を打てることが楽しかった」と話すいっぽうで、県大会優勝後の全国大会の壁を感じていたと佐々木さん。「全国には自分より強い人がたくさんいることを実感し、自信を失うことがあった。そんなとき、掛川囲碁同好会の講師の方々からの指導が支えになった」と振り返ります。
今後は、5〜6月ごろに開かれる県大会の優勝と、全国大会で好成績を残すことを目標としている佐々木さん。いずれは、囲碁がより有名になって、たくさんの人が囲碁を打つようになってほしいと語りました。今後も佐々木さんの挑戦に注目です。