くらし 国際交流員アノンのあのね

■第29回 長寿祝い
皆さん、サインバイノー(こんにちは)!
午年(うま)のスタートはいかがですか。皆さんにとって、馬のように力強く、無理なく前へ進める一年になることを願っています。
私の場合、モンゴルの伝統的な旧暦に従っているため、午年は2月から始まります。日本で暮らし、文化の違いを感じることが増えましたが、その一つが「長寿祝い」です。世界有数の長寿国である日本では、節目の年齢に還暦や米寿など特別な名前が付けられ、その漢字に込められた意味や色を大切にしていますね。そして、長寿祝いは特別な人だけの行事ではなく、誰もが通る人生の節目としていることに、日本らしさを感じます。
一方モンゴルではそのお祝いが「旧正月」と深く結びついています。モンゴルの旧正月は、厳しい冬を生き抜いた喜びを分かち合う日。一族の長老を主役に、若者がその腕を支えて長寿を祈ります。新年を迎える度に「長寿祝い」を重ねていくのがモンゴル流です。
日本が特定の年齢という「点」を祝う文化だとすれば、モンゴルは毎年、生き続けているという「線」を祝う文化。形は違っても、長寿を尊び、家族のつながりを大切にする心は同じです。
そのため私は今月のモンゴルの旧正月に、卒寿を迎える祖母に会いに一時帰国します。祖母に感謝を伝え、アノン馬が元気に育っているか、その様子も見てきます。
皆さんにとって、この午年が実り多い一年になりますように。
それでは、バヤルタェ(さようなら)。

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