くらし 「もしも…」を考える防災コラム

■大切な「物」を守るために
災害時に最優先で守るべきものは、自分と家族の命です。しかし被災後に日常を取り戻していくためには、大切な「物」を守ることも大切です。現金や本人確認書類などの貴重品だけでなく、日常生活に必要な常備薬・眼鏡・補聴器などや思い出の品も大切な物です。
これらが地震で散乱してしまったり、大雨で水浸しになったりしないよう、保管場所を工夫してみてください。例えば散乱しにくい引き出しの中や、浸水しにくい2階などを活用しましょう。しかし重い物を高い場所に置くと、物が落下してけがをする危険性があります。重い物はなるべく低い場所に保管し、やむを得ず高い場所に置く場合はしっかりと固定したり、就寝場所の近くを避けたりして落下のリスクを減らしましょう。
私たちの暮らしは、多くの「大切な物」によって支えられています。それらが無事であれば、被災時にも心に余裕が生まれ、日常を取り戻す第一歩を踏み出しやすくなります。日頃から物の保管場所が適切か考え、防災への備えを意識しましょう。

問合せ:危機管理課
【電話】28-8959