- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県一宮市
- 広報紙名 : 広報一宮 2025年10月号
■大腸CTと大腸カメラ
健康診断で便潜血検査の結果が「要精密検査」の場合、大腸カメラ検査を行うことが一般的です。大腸カメラは苦痛を伴うイメージが強いですが、市民病院では負担が少なく短時間で行える「大腸CT検査」を導入しています。事前の準備は前日の検査食と少量の下剤だけで済み、検査時間は約15分と短く、大腸カメラのような痛みを伴うことはありません。まるでカメラで見たような画像で腸内を詳しく確認できます。特に症状がなく検診で異常を指摘された方や、以前大腸カメラを受けた時に苦痛を感じた方にお勧めしています。
一方、大腸カメラはポリープやがんの組織を同時に採取できるのが大きな利点です。出血や腹痛などの症状がある方には、大腸カメラをお勧めしています。当院では鎮静薬や細いカメラを使用するので、比較的苦痛が少ない検査が可能です。
大腸の病気は、早期発見が重要です。「要精密検査」と判定された方は、かかりつけ医に相談するか、当院の検診精査外来を受診してください。健診結果を持参すれば、選定療養費は不要です。がんなどを早期発見するため、気になることがあればお気軽にご相談ください。
問合せ:市民病院地域医療連携室
【電話】71-1911