子育て 【特集】まち全体で「こどもの権利」を大切にしよう!(1)

〜市こどもの権利条例ができました〜(令和8年4月スタート)
市では、こどもが夢や希望に向かっ幸せに暮らすことができるよう、「こどもの権利条例」をつくりました。
今回の特集では、条例制定の経緯や市全体でこどもの権利を守っていくために皆さんに知ってほしいことなどを紹介します。

■「こどもの権利」とは?
全てのこどもが生まれながらにして持っているものであって、「自分らしく生きていく・育っていく」ためにとても大切なものです。

例えば
・ご飯を食べる
・友達と遊ぶ
・勉強する
・自由に意見を言う など

国連では、こどもの権利を守るために、「児童の権利に関する条約(通称:子どもの権利条約)」を定めており、日本もこの条約を守る約束をしています。

■条例はどうやって作られたの?
この条例の主役であるこどもたち自身の考えや想いを知るため、小中高生にワークショップやアンケートを実施しました。

▽ワークショップなどで考えてもらったこと
・段守られていないと思うこどもの権利は何か
・誰がどうすればこどもの権利は守られるか
・こどもの権利が守られるために、自分たちにできることは何か

ワークショップ・アンケートの結果や市民の皆さんからの意見を踏まえ、条例をつくりました。

■「こどもの権利条例」ってどんなもの?
こどもが、心も体も健やかに、豊かで幸せな生活を送ることができるよう、まち全体で「こどもの権利」を守っていくために定めた市のルールです。

・保護者や学校の先生に話を聞いてほしい・相談にのってほしい
・こどもの考えや個性を 尊重してほしい
・自分の意見を真剣に大人に伝えたい

「自分や周りの友だちのことを大切にしたり、認めたりしよう!」

1)大人もこどもも「こどもの権利」を理解し、大切にしましょう。
2)日頃から大人とこども、こども同士でも、対話を大切にし、まち全体で全てのこどもの権利を守りましょう。

■こどもの権利を守るために!
こどもと接するときは、次のことを心掛けましょう。

こどもは、大人と同じ人格を持つ、一人の人間です。こどもが言っていることだからといって、話をよく聞かなかったり、無理やり何かをやらせたりせず、こどもの気持ちに寄り添いましょう。

こどもの想いや気持ちを尊重することと、わがままを全て受け入れることは異なります。こどもの話をよく聞いた結果、受け入れられない場合は、その理由を分かりやすく伝えましょう。

気持ちを言葉でうまく伝えられないこどもの場合は、表情や行動で表現することがあります。こどもの「サイン」も気に掛けるようにしましょう。

《interview》

こどもの権利について、聞いたことはあるけれど身近に感じられなかったという方も多いのではないでしょうか。それが条例という形になり、共通認識を持つことができることは、こどもと向き合っていく上で、とても大切な一歩だと感じています。
こどもと向き合っていく中で大切なことは、あまり難しく考えすぎず、それぞれの立場の方々ができることに少しずつ取り組んでいくことだと思います。例えば、「あなたは大切な存在だよ」「何でも相談してほしい」と声を掛けるだけでも、こどもはとても安心します。そのとき、こどもが意見や考えを言いやすくなるよう、対話ができる環境を整えることも大切です。
中には、「こどもと関わりが無いから関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、今のこどもたちも10年後、20年後には大人になり、次代を担っていきます。ぜひ自分事として考えてほしいです。そして今後、こども一人一人の権利がしっかり守られ、さらにこどもが夢や希望をもって暮らせるまちになることを願っています。

市子ども・子育て支援対策協議会会長
中部大学現代教育学部幼児教育学科 蘇珍伊(ソジンイ)教授