イベント 大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~スペシャルトークショーin西尾

■スペシャルゲストが登壇
9月23日に開催された「大河ドラマべらぼうスペシャルトークショーin西尾」。ドラマ出演者の尾美としのり氏、風間俊介氏と、司会者の加藤里奈氏が登壇しました。
トークショーの入場チケット応募総数は5000件以上。歴史好きから出演者のファンまで、運に恵まれたさまざな観覧者が、胸を弾ませて、にししん文化会館茶々っとホールに集まりました。

■西尾市と大河ドラマの縁
今回のトークショーが西尾市で開催された理由は「岩瀬文庫」の存在が鍵となっています。
岩瀬文庫の生みの親・岩瀬弥助は、あらゆる時代のさまざまなジャンルの本を収集し、文庫へ所蔵。一般的な図書館などでは保存されにくい大衆向けの娯楽本なども収集していました。
現在NHKで放送中の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は、江戸の出版業界が描かれています。ストーリーは大衆向けの出版物やその作者らの話が中心となっているため、弥助が収集し、岩瀬文庫で保管されてきた貴重な江戸時代の本が物語に多く登場するのです。
このような縁があって、西尾市で開催されるに至ったトークショー。ゲストの2人に挟まれながら、岩瀬文庫の蔵書を紹介した岩瀬文庫学芸員・青木さんは「とにかく緊張したの一言。それでも、ゲストのお二人と一緒に、江戸の本の魅力を皆さんに伝えられて嬉しかったです」と当日の心境を告白。ゲストの気遣いなどもあり、何とか無事に大役を全うしました。

【Special scene】
▽岩瀬文庫で実際の古書を手に
ドラマの小道具で見た江戸時代の書物の実物を手にし、「こんな施設が近くにある市民の皆さんがうらやましい。この経験は他の出演者に自慢できる」と笑顔で感想を述べていました。

▽西尾名産の抹茶を堪能
トークショーの前に西尾名産の抹茶を堪能したゲストの2人。「抹茶ってもっと苦いイメージをしていたけど、爽やかでおいしい」と大満足でした。

当日の様子をSNSで発信中。閲覧は本紙3ページ掲載のコードで。

■最後はみんなで
トークショーの締めは、ゲストとの記念撮影。記録と記憶に残るイベントを締めくくるにふさわしい笑顔がいっぱいでした。

◆岩瀬文庫企画展100回記念特別展 「江戸の出版文化と蔦屋重三郎楽しすぎるよ!江戸の本」
日時:11/30(日)まで
場所:岩瀬文庫
内容:大河ドラマに関連した江戸の出版物などを展示。詳しくは本紙3ページ掲載のコードで確認可

問合先:文化財課
【電話】56・2459
(岩瀬文庫内)